小説
なぜ
「そういえば、隣の彼女は誰なの?」
沖田先輩はクレナを見ながら質問をしてきた。
「あー、彼女は、「春哉くんのダンスパートナーの海藤クレナです。」遮るなよ!」
「ふーん、君が春哉くんのダンスパートナー」
「安心してください。私は沖田先輩を応援しているので」
何の話をしているんだ!
「あー、そういえば春哉くんがダンス下手すぎて困っているんですよ。
だから、手取り足取り教えておいてくださいね。」
「ちょっとクレナ!」
「春哉くん下手なの?」
うっ……。ストレートにくるなこの人
「しょうがないから教えてあげるよ。」
しょうがないから?!
「じゃあ、いいで「しょ、う、が、な、い、か、
ら、ね?」はい……。」
「いいなーいいなー」
「琳(会長)、うるさい(です)」俺たちは、先輩たちとわかれて校門に向かっていた。
「クレナー、何してくれてるんだよー」
俺はふてくされた顔でクレナにいった。
「あら、感謝してほしいわね。」
クレナは俺のほうを見ずに答えた。
「なにを?!だから自分のBLは興味ないって!」
「はいはい」
「ちょっと!軽いから!」
俺は興奮し少し大きな声になってしまった。
それにクレナはきれいな顔を少し歪ませて言葉を放つ。
「うるさいわね。まぁ次の練習で少しは上手くなってるのよ。頑張って」
ちょっとー他人事だとおもって!
そして俺とクレナは別れた。
あー、練習が憂鬱です。
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