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小説
またか…
俺達は校内を歩いていた。

「貴方の周りいい男ばっかりじゃない。
萌えるわね。」

「俺で萌えないで!」

前を見ずに歩いていると

ドンッ!
ぶつかってしまった。

「あー!ごめんなさい!!」
俺はすぐに謝る

すると頭上から驚いたような声が聞こえた。

「あれ?春哉くん?」

「え?」

俺は頭を上げた

「風紀委員長」

「これが噂の風紀委員長?」

クレナが言う。

「噂の?」

「いえ!なんでもないです!」


「それならいいけど。それより、名前で呼んでくれると嬉しいんだけどな?」

いや!いきなり言われても困りますけど!

「ね?お願い」

………っこれだからイケメンは!

わかりましたよ!
「沖田先輩!これでいいですか?」

「名字か。
まぁ今はそれでいいよ」

「春哉くん、まってよ〜」

後ろから声が聞こえた。
またか…

「あっれー?櫻玖じゃーん」

「琳か」

…あれあれ?仲いいんですか?

「春哉くんに何か用があるのか?」

「そう!だから櫻玖はどこかいってよー」

…仲良くないですね
沖田先輩が無視するように話し始める。
「……春哉くん、なにかあったの?」

ちょっと無視しないでよー、なんて声が聞こえる。

「ホールで会長と風紀委員の方々に会って…。」

「そうそう!そこで仲良くなったんだよね!」
「そっか、何も言われなかった?」

「大丈夫ですよ」

「だから無視しないでよー!!」

会長の少し寂しそうな声が響いた。


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