[携帯モード] [URL送信]

小説
練習
いえ、ありました。




One,Two,Thr……「ズテ」


「本当ヘタね」

「スミマセン」



クレナ毒舌すぎ……。






「ねーぇ」

ビクッ

突然後ろから声がした。


振り返ると
俺と同じくらいの背の高さ、
でも可愛い子
見たことがある。


「えー?
もしかして僕の名前忘れた?」



「入学式挨拶したよ?
風紀委員の会計の工藤蓮だよ!」


風紀委員という言葉を聞いた瞬間、
ドキッとしてしまった。


工藤先輩が話を続ける。


「んー、やっぱりわからないなー」

「な、何がですか?」


「ん?櫻玖がなんでこんな平凡に
興味を持っているかっていうこと!」


すみませんね!平凡で!


「風紀委員長は俺なんかに興味なんて持っていないと思います!」





「こら!蓮!
すみませんね。うちの会計が」

美人系の男性が入ってきた。

「えっと?」


「あぁ、私は副委員長の九条冬都です。」


入学式に一瞬怖く見えた人か。


「ほんとにごめんな?
俺は会計の佐々木優。」


俺に性格が似ている人だ。


「本当にバカな奴だ。
俺は岩本結斗だ。」


クールな人だ。委員長以外集まったこの状態。


「あの、何か?」

俺は聞いてみた。

それに九条先輩が答える。



「あぁ、
うちの委員長が失礼なことしませんでしたか?」


失礼なこと…………。

今までのことは失礼なことではないし……。


思い当たらないので
否定する。


「いや、大丈b「あっれー?風紀委員がこんなところに集まって何しているの?」……」

また違う人か!
あぁー、
今度は会長の畠山琳先輩ですね!

わかりました!




「ん?」

いきなり会長がこちらを見た


「櫻玖ちゃんが興味をもっている子がいるって噂に聞いたけど。
この子か!平凡だね!」


グサグサ心にささる。
そんなに元気よく言わなくても!



冬都先輩が、嫌そうな顔をしている。



「………なんで、琳先輩がいるんですか。」



冬都先輩が嫌そうな顔を気にもせずに
会長が答える。


「だって面白そうなんだもん♪」


絶対音符つけたよね


「だからって来ないでください!」



ギャイギャイ
「貴方、風紀委員長に気に入られているの?」



いきなり近くで聞こえた声にビックリする。


「あら、ずっといたのに忘れないでくれる?」



「ご、ごめん」


「ほら、いくわよ?」

クレナが歩きはじめる。


「え!ちょっとまってよー!」


風紀委員と会長は気づいていないみたいだ。

[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!