miracle world
07



いい加減に手を放してくださらないといろいろな意味で限界だ。若干回復しただろう体調は、それでもいつもと比べたら確実に良くは無い。


冷静になれ落ち着け俺落ち着くんだ。まずここはどこだ。そしてこいつは誰だ。更に加えて何故俺は半裸なんだ。全裸じゃなくて良かった…!!(ちがう)


「…幹人?」
「っ!」


なんで俺の名前知ってんだこのエロエロ星人めええええええ!!(あだ名決定)ていうかなんだそのエロボイス!やめろ腰がむずかゆい!俺だって立派な高校男児なんだからちょっとそういうエロボイスとかアレなんだからな11!!


「俺の、」
「…熱は大分引いたな、幹人」
「服…(どうでもいいからその無駄にえろい視線と声と態勢ヤメロ)」


ゆるんだ口元の拘束の隙間から漏れた声。伝わっていたかは不明だが、相手はそれを理解してか突然俺の胸元をさすった


「ん、はっ!?」
「もーちょい、色っぽい声でねえ?」
「ちょ!何してんですかこのエロエロ大魔王!!(宇宙人から魔王にランクアップ!)」


手のひら全体でさすっていた手が、一指し指一本に減らされる。つつつーと首の辺りから引かれた見えない線が、俺の乳首をかすめた


「ちょ、あっ!」

にやりと笑ったエロ魔王はそのまま突起をぐりぐりと弄り出す始末。

「やめろってば!!」

くすぐったくて、もどかしい感覚。押しのけようと手を動かすと片手だけで両手を押さえつけられて頭上に収められた。(いや違う今体調不良状態だし全力が出せないだけで決して非力とかじゃないからなっ!握力25あるし!(低い)十万馬力だし!!違うか)





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あきゅろす。
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