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I don't know
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ベッドの中、流川の腕に絡め取られている。
学校で付けられたよりも数を増して体のあちこちに紅く痕を残している。
胸の薄紅の突起に流川は口づけた。舌で舐め取り、堅い感触が舌に伝わる。そのまま口に含み舌で転がした。
「‥‥ッ‥‥」
洋平は下半身が疼き危うく声を出してしまいそうになった。
唇を噛みしめて堪えた。手はシーツを掴み足はそれを蹴る。
「声出せよ」
「‥‥だ‥‥れ‥‥がっ‥‥言うか‥‥アッ‥‥」
流川が中心を握ってきた。
流川はただ握っているだけでなく、強弱をつけて扱きはじめた。
徐々に堅さを増し、洋平の口から喘ぐ声が洩れはじめた。
「‥‥っ‥‥あ‥‥んっ‥‥」
流川のほうもすでに堅く大きく立ち上がっていた。
洋平の足を肩に担ぐと流川はその熱いモノを突き入れた。
「‥‥ぐ‥‥ぅっ‥‥」
潤いもなしにいきなり入れられ、洋平はあまりの痛みに声を上げることもできず体を強張らせた。
狭い中は流川を全て受け入られるわけがなく、進もうにもきつく中の流川も辛い。
「っきしょっ」
流川はままならないこの状態に呻き、洋平の腰を掴むと一気に押し貫いた。
「―――― ッ‥‥いった‥‥っ」
内臓が口から競り上がってきそうだった。痛みは半端じゃない。たぶん切れただろう。生暖かいものが肌を伝う感触がある。
流川は全て収めると肩で息をついた。
「‥‥ハァ‥‥」
覗いて見た洋平の顔は目に涙を溜め苦しげにのけ反っていた。
「‥‥動くな‥‥よ。1ミリでも動いてみろ、ぶっ飛ばす‥‥っ」
苦しそうに息をしながらきつく流川を見た。
流川は微笑んでみせると腰を動かした。
「――――ィヒッ‥‥」
一瞬意識が飛びそうになった。だが、腰を動かされまた現実に引き戻される。
かえって意識をなくしてしまったほうが良かったかもしれない。
今まで流川と肌を合わしたことはあるがこんな強姦まがいのことはされたことがなかった。
漸く中で流川が弾け、ズルリと引き抜かれ、内股に白濁とした液体と自分の血液が流れた。
シーツがそれらを吸い込んでいく。
流川はさきほどの性急さと打って変わって洋平が落ち着くまで優しく抱きしめた。
「悪りぃ‥‥」
流川は囁いた。
「悪りぃと思うんならすんなよ。こんな図体デカくて大変なんだからよ」
洋平は上半身を起こすと殊更ゆっくりとベッドを出た。
自力で立つことができず床にへたりこんでしまった。
「クソッ」
情けなさに洋平は自分に腹を立てた。
「立てるわけねえよ。ハードに攻め立てたんだからよ」
恥ずかしげもなく言う流川とは反対に言われた洋平は顔を真っ赤にし た。
流川はベッドから出ると、腰の立たない洋平を担ぎ上げた。
「‥‥‥おいっ」
背中を叩いて降ろすよう洋平は喚くが構わず流川は部屋を出ると階段を降り、奥にあるバスルームに入った。
恥ずかしげもなく言う流川とは反対に言われた洋平は顔を真っ赤にした。
流川はベッドから出ると、腰の立たない洋平を担ぎ上げた。
「‥‥おいっ」
背中を叩いて降ろすよう洋平は喚くが構わず流川は部屋を出ると階段を降り、奥にあるバスルームに入った。
タイル敷きの床に洋平を降ろすと自分はシャワーを浴びた。
洋平は座りこんだまま流川を見上げた。
「‥‥‥」
シャワーから出るお湯が洋平にも振りかかる。
「―――やっぱ、怒ってた?」
流川は洋平に振り向き、なんだという顔をする。
「昨日の」
「怒ってるって言ったらどうするわけ?」
「どうもしねえけどさ」
「桜木だったらあんた断った?」
洋平は流川が聞こうとしていることがよく理解できないでいた。
洋平にとって桜木は中坊の頃からの屈託のない友人であって認めてる奴の一人だ。
だから、桜木にこだわる流川がわからなかった。
それに、あの時は桜木との約束のほうが先だったから断ったまでのことだった。
わからないという顔で見てる洋平に向けて流川はシャワーの水圧を上げて浴びせた。
「―――わっぷ」
いきなり顔にシャワーが浴びせられびっくりする。
そのままにして流川は出て行ってしまった。
「てめえだけ出てってどうすんだよっ」
歩くことのできない自分を置いてかれて閉まるドアに向かって洋平は怒鳴った。
「ホントに出て行きやがった」
しょうがなく洋平は汗や内股にこびりついたものを流した。
四つん這いでバスルームを出ると流川がいた。
「見てんなら手伝えよ。あんたにも責任あんだからよ」
流川は壁から体を起こすとひょいと洋平を抱き上げ、リビングのソファーに座らせた。
「あんた軽いよな」
「‥‥‥」
「腕もこんなに細いしさ」
はたから見れば、喧嘩が強いなんて見えやしない。どこからその強さは来るのだろうと思う。
「俺、食べても太んないのよ」
ちゃかすように言う。
ピーッと音がしてファックスが動きだした。
「取って」
流川はそれを切り取り渡した。
「‥‥‥」
洋平はくしゃくしゃにそれを丸めるとごみ箱に放った。
ファックスの内容を流川は取りに行った時見ていた。いつ来ても洋平一人なのか納得がいった。
「今日、泊まってかねえ?」
「誘ってんの?」
「一人が嫌なだけ」



-End-

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