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新しい里子
高校2年の春、新しい里子がおばちゃんの家に来る事になった。
理由は学力が足りず公立の高校には進学出来ず、しぶしぶ私立高校に進学した為だ。
(黒猫娘の居た施設は私立高校への進学は認められず、進学する場合は退寮しなければならなかった為。
が、新しい里子(S)は里親さんや新しい環境に馴染もうとせず、学校も休みがちで不満ばかり言う様になった。
そのおばちゃんにかかったストレスは愚痴やヒステリーとして私に返って来た。
もちろんS本人の愚痴や三女の愚痴もだ。
それがいけなかった。
私は昼夜逆転、拒食状態に陥り、学校や今まで週5で入っていたバイトも休むようになった。
初めてのリストカットをした。
そして精神科にかかる決意をした。

ある日私は過呼吸の発作で苦しんでいても平然とおばちゃんは美容院に行く準備をしていた。
もう無理だと思って前居た施設に電話をかけて今すぐ来てくれと頼んだ。
その結果、私は児童相談所の一次保護所へ。Sは前居た施設へと一旦戻る事になった。

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あきゅろす。
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