非日常が日常です(完結)
7*
「えっ!」
「修ちゃんは転がっててくれていいから」
驚く修也に跨った大崎が、まだ達していない修也の雄へ自身の後孔を当ててゆっくりと下ろしていく。
「うぅっちょっと痛い……」
「貴雄ッ」
「だいじょぶ、ふっんん」
「はあったか、お……」
思ってもみなかった大崎の行動だがどうしても大崎の言うことに逆らうことが出来ない。
すでに熱く反り上がっているところへさらに熱いモノがぬめりと纏わりつく。
「ああっ」
「修、ちゃん!」
騎乗位で動き出すと大崎も修也も喘ぎだす。それを見ていた平田がいいことを思い付いたとばかりに寄ってきた。
「なーにやってんだよ大崎ィ。でもここ空いたな、俺も参加しよ」
「あっ馬鹿平田!今俺とッ修ちゃんが」
「いいじゃんか、修也もそっちのが気持ちイイし」
言うが早いか平田がモノを取り出して修也の後孔に当てる。そこで修也も気付いたようで、「無理ッ」と小さな悲鳴を上げた。
「だいじょーぶ修也。俺大崎よりうめぇよ、おいちょっと大崎前に行けよ」
「ん、なこと言ったって。うあっ」
とん、と大崎の背中を押して修也の足を担ぎ上げた平田が一気にナカへ押し挿ってくる。
先ほどの行為で緩んだそこは平田をすぐに受け入れた。激しくピストンを開始させるとその衝撃で大崎も揺すぶられ、前も後ろも攻められる修也は息も絶え絶えだ。
「あっあっや、だ!頭がちかちかする」
「おーおかしくなっちまえ」
「く、そ平田。修ちゃ、ん、だいじょぶ?」
「へ、変なるッたか、まさのりィ……ッ」
両方からの快楽に付いていかれず段々と意識が混濁してきて、目の前にいる二人に助けを求める姿がまた扇情的だ。
今は挿れられているはずの大崎も、まるで自分が挿れているような感覚に陥り一心不乱に腰を上下に振る。
修也は訳も分からず目の前の大崎に抱き着いた。大崎は嬉しさのあまり修也の唇にむしゃぶりつく。
「んっむぅっ」
「しゅ、うちゃんっんっ」
「ははっ修也のナカめっちゃ締まる」
三者三様の声が響き混沌とした空間が出来上がる。
「んっイ、イくっ」
「俺も」
「あー俺もそろそろかな」
それを合図に平田がピストンを速め喘ぎが一層強くなり、一瞬の静けさのあとそれぞれが達したようだ。
最初から眠いと言って無理させていた修也はそのまま布団に沈み込み意識を失う。
それを見た大崎は慌てるが、平田が冷静に「お前は風呂で流してこい」と指示し自分は修也の後始末を始めた。
「なんか……慣れてるな」
「そんなことねぇよ」
平田の流れる動作にぽつりと漏らすが、時間も遅いので急いで風呂へと言った。
一人残された平田が丁寧に処理をしていく。
「やっべ、修也がちょっとだけ本気で可愛く見えたわ」
完全に遊びのつもりの平田だったが思わずそう呟く。
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