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非日常が日常です(完結)
5*微



「え、は?え?」

突然の衝撃発言に頭がついていかない。言葉にもならない言葉を言いながら混乱した顔をさらけ出している。
それを可愛いと思いつつも大崎は言葉を繋げた。

「だって修ちゃんと俺親友だろ?親友ならエッチすんの当然じゃん」
「当然……そう、か、そうだな」
「そうだよ!俺頑張るから」
「うん、分かった。何か焦ってごめんな」

「何でだろう」と焦った自分を恥ずかしがる修也にたまらず大崎が抱き着く。

「修ちゃん可愛い!そうだ、俺のこと名前で呼んでよ。”通常の状態に戻っても”さ」
「通常?うん、貴雄……でいいか?」
「うれしーへへ」
「えーじゃあ俺も雅則って呼んでくれよ、”通常の状態でも”」
「おー、雅則」

抱き着いてくる大崎を受け止めながら背中を擦ってやるとごろごろと頭をすり寄せてくる。
平田はそれを見てちょっとだけ羨ましくなった。

「修ちゃん俺初めてで分からないから手伝ってもらっていい?」
「うん」
「まず下全部脱いで」
「分かった」

催眠にかかっているなど知らない修也は、大崎の言う通りにベルトに手を掛け下着ごとするりと脱いでしまう。
それでも恥ずかしさは残っているのか、すとんと布団の上に座ってそこを隠すようにした。

大崎は興味深そうに修也のそこをしげしげと見る。

「修ちゃんかわいー」
「貴雄は?」
「ん?何してほしい?」
「貴雄も脱いでほしいんだけど……」

「脱いでほしい」大崎の頭の中で修也の言葉がうねりをあげて駆け巡る。

何て破壊力のある言葉だ、大崎はがばっと勢いよくシャツを脱ぎ捨てた。大崎の息はすでにかなり荒い。

「は、あッ……これでいい?」
「……ん」
「うっっか、可愛すぎる!」

修也の一挙一動にいちいち悶える大崎に部屋の隅で壁を背に座る平田は「大丈夫かこいつ」と生温い視線を送る。
もしかしたら大崎は、以前から修也のことを知らずにそういう目で見ていたのかもしれない。

「修ちゃん足開いて」
「こう?」
「うん」

おずおずと開いた先を見るとちょこんと所在なさげに揺れている。まだ反応してはいないので、大崎は興奮してほしくてそっと握る。
大崎の方はというとすでに臨戦態勢に近かいため、自分だけなのは恥ずかしくまだ脱げずにいた。

触られると思っていなかった修也はびくっと震えてそこを見ている。

「貴雄ッやめ」

「なんで?こうすると気持ち良くない?」

言いながらしゅ、しゅと上下に緩く擦ると「はっ……」と切なげな声が漏れた。

「や、だ。恥ずかしい」
「恥ずかしくないよ、当たり前のことしかしてねぇもん」
「え……そ、か。当たり前か」
「そー。だから気持ち良かったら声出してね」

大崎が笑顔で言うと、一瞬の間のあとに修也はこくんと頷いた。
同意を得られて嬉しくなった大崎は、大胆な動きへと変えて自分でする時のように動かしていく。



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あきゅろす。
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