非日常が日常です(完結)
4*
完全に酔い出した修也を確認して、試しにちゅ、ちゅ、と軽いキスを降らせる。
「ん、ん」
目を細めて気持ち良さそうにして抵抗する様子は無い。
「修君気持ちイイ?」
「んーイイよー」
「はは、嬉しそうだな」
にこにこと子どもみたいに笑う修也はたちの悪い酒癖では無いようで慎也も行動が大胆になる。
少し開いた口へ舌を割り入れて中で縮こまっている修也の舌をねとりと絡めた。
修也は違和感に最初は逃げていたものの、嫌なものではないことが分かったのか大人しく慎也に合わせて舌を差し出す。
「修君暑くないか?暑いなら脱いじゃえよ」
「分かった」
こくりと頷いて少しだけ離れた修也は、一切の躊躇なく着ていたものを脱ぎだした。
あまりに素直過ぎて本当に飲み会に参加する年になったら大丈夫かと心配になる程だ。
「こりゃ気を付けろって言っておかねぇと」
「何がぁ?」
「いや、こっちのこと」
上半身を全て脱いだ修也が手を慎也の体に掛けて上目に伺ってくるものだから、それだけで下半身がずくりと疼く。
「酒が美味かったんだなと思っただけだよ」
「うん、美味しかったよ。もっと飲みたい」
「もっと?じゃあちょっとだけだぞ」
「うんー」
とろとろと見上げてくる瞳が可愛すぎて断れずに、残っている缶を渡すと嬉しそうに飲み出した。
ある程度無くなったところで「ぷはあ」と満足気にテーブルに置く。
「こんな美味しいと思わなかった」
「じゃ、じゃあまた今度違うの飲んでみるか」
「うん、飲む」
いつもより舌足らずな喋り方がどことなく罪悪感を感じさせ、それがまた興奮を煽る。
修也をソファに押し倒しその上に乗っかってすでに勃ち上がったものを修也の腹へ擦り付けた。
衣服越しでも十分に気持ちが良く夢中になって揺する。
修也はその様子を不思議そうに見ている。
「慎也何してんの?」
「気持ちイイんだよ」
「それ気持ちイイんだ?」
「おー」
「へー」
しばらく眺めていた修也がおもむろにそこへ手を伸ばして触った。
「うわっ」
「おっきーな、初めて触った」
「いいのか?」
「ん?何が?」
普段の修也なら絶対しないようなことをさらりとしてきてくれるので、余計に熱が上がる。
慎也はそれならと修也のモノも取り出して二つ一緒に握り込ませた。
その上から慎也も手を添えて擦り上げる。
「ッあ!しん、やぁ」
「修君ッ」
「は、あ。気持ちイイ……」
「俺、もだ」
「う、んっ」
「……ッく」
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