非日常が日常です(完結) 3* 「はっは……っ」 ボタンを押すだけで息の上がってしまった慎也の下では先ほどの姿勢のまま固まった修也がいる。 やはりこれは本物だと震える手を掴みながら、慎也は修也を置いて廊下に飛び出した。 何処に行ったのかと思えばリビングだ、そこにはテレビを見て寛ぐ両親の姿があった。 「やっぱり皆止まってる。今動いてるのは俺だけ、俺だけか……」 あり得ない状態に少しの怖さと大きな興奮が体中を駆け巡る。 慎也は頬をぱん、と叩いて修也の部屋へと戻っていった。 ゆっくりとドアを閉める。この空間は全て自分のもので、何をしても修也にも親にも気付かれることはない。 「どうしよう、まずは修君脱がせればいっか」 どきどき鳴る胸を無視して修也のウエストに手を掛けて引き下ろした。膝まで下ろして次に下着も下ろす。 同じ男で兄弟なのだから意識する必要は全く無いわけであるが、このシチュエーションに慎也の鼓動は早まるばかりだ。 その証拠に下半身にはずくりと熱が集まり始めている。 「修君のって久々に見た、一緒に風呂入ったの小学校までだしな」 ちょん、と萎えているそこを指で弾くとぷるんぷるんと左右に揺れた。時間は止まっても体は温かいし柔らかいままだ。 「良かった、顧問みたいにグロくねぇ。俺とあんま変わんないや」 しゅ、しゅ、と軽く扱ると少しだけ反応したような気がした。 「えーと、AVでは何してたんだっけ。女のとこ舐めたり指入れたりしてたけど男でも同じか?ここ使うんだよなぁ、いくら修君でもケツ舐めるのはなぁ」 うーんと考えながら尻たぶを両手で掴みぱかっと左右に割る。すると穴が少し広がって中がひくひくしているのが分かった。 顔を近づけてみると匂いもしないようだ、そういえば風呂に入ったばかりだから汚くないかもしれない。 「風呂入ったんならちょっとだけ指入れてみっか」 するすると周りを撫でながら一本入れてみる……が、うまいこと入ってくれない。滑りが足りないようだ。 一度舐めてから入れてみるがもう少し何か欲しい感じがする。 「そうか、そりゃ女みたいに濡れるわけねぇもんな。何かねぇか……」 廊下に出てうろちょろと探す、誰も見ていないので行動も大胆になってきた。 洗面所まで来たところでハンドソープを見つけ、これなら体に害も無いしいいだろうとタオルと一緒に持ってくる。 部屋に戻った慎也はハンドソープが垂れないように、修也の足元にタオルを敷いて指にハンドソープを少し垂らして再度入れてみた。 「おっ入った……ぬるぬるする」 スムーズに入って嬉しくなり、二本三本と指を増やすとぐじゅぐじゅ音が響き妙な気分になった。 三本すぐに入ったので意外といけるものだと思った慎也は、今日午後すでに修也が平田に頂かれてしまっていることはもちろん知る由も無い。 息も段々と上がってくる。 「これでいいか」 はあ、と熱い息を吐きハンドソープで濡れた穴を見つめる。 そこがやけに魅惑的に見えて、急いで下着ごと脱ぎ捨てると熱く滾ったモノを修也の後孔へ擦り付けた。 擦り付けただけでひくひくと動いてまるで誘われている感覚に陥る。 「修君、挿れるね」 ゆっくりと亀頭を埋め込むとするりと招き入れられ、理性が効かなくなった慎也は一気に突き挿れた。 「うッ!何だコレ、吸い付くっ」 ぱんぱんっと力任せに腰を打ち付ける慎也はもう目の前の修也以外何も見えていない。 「修、修君!やべーよ、俺の童貞ちんこが修君の中に入ってるっ」 「あちぃ、修君を犯してるの俺だけしか知らないんだ」 「んんっ!!……はぁっ」 ビュルルッと小さな音がして修也の中へと出してしまう。中出しするつもりはなかったので焦るが、童貞のため抜く暇もなくイってしまったらしい。 「あ、やべぇっごめん修君!どうしよ、これ掻き出した方がいいよな」 [*前へ][次へ#] [戻る] |