更生いたしました
今から3
お兄さんが店を出た後もお店には沢山お客さんが来た
そして、時間は過ぎ夜になった
店を閉めて出掛ける準備をする
夜に町を歩くのは久しぶりだ
帽子をかぶり厚手の上着を着込む
春先の夜は冷え込む、俺は寒いのがあまり好きではない
戸締まりを確認して
夜の街へ足を進めた
桜が綺麗で有名な川沿い着いた
川は穏やかに流れ桜の花びらがゆっくりと流れる
綺麗だ
……このBGMさえ無ければ。だが。
静な夜に似合わないそれ、でも夜の街では当たり前な事
ドカッ…バキッ…グァッ………
橋の下から聞こえてくる
『た、たすけッ!!…』
一対複数のようだ
しかたない…
ウゥーーウウゥーーウウゥーーウウゥーーウウゥーーウウゥーーウウゥーーウウゥー(パトカーのサイレンのつもり)
「おまわりさんこっちです!!」
『やべ、ポリ来たぞずらかるぞッ!!』
『おい、急げッ!!』
皆さんお分かりでしょうか
俺は喧嘩をしたくないため、大音量でサイレンを鳴らし見事不良を追っ払ったのである。
ふぅ、やっぱ良いことすると気分いいな
スキップしそうなテンションでその場を立ち去ったのであった
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