東方炎龍伝 恐怖の赤髪 レミリアside 嘘でしょ・・・? 殺したのに・・・死んだはずなのに・・・! 「何故だ!何故生きている!?」 「火神龍斗は死んださ。お前が殺した。」 ヘラヘラと苛つく笑みを浮かべながら火神龍斗は答えた。 「何を言っている・・・?お前は火神龍斗ではないと言いたいのか?」 「そうだよ。それがどうした?」 「では貴様は何者だ?」 「敵に名乗る名は無いって格好付けたいところだが、俺の柄じゃないしな。そうだな、獄炎とでも呼んでくれや。」 獄炎・・・地獄の炎か。 その名なら確かに頷けるな。全身から人間とは思えないほど禍々しいものを感じる。 側に居るだけで背筋に悪寒が走る。 「それよりも続きをやらないか?久々の体だからな。鈍っちまってる。」 ポキポキと関節を鳴らしながら獄炎はそう言った。 「そうだな。あれだけコケにしておいてあの程度では困る。まあ、最後に勝つのは私だけどね。」 これは生と死を懸けた争い。 霊夢には悪いけどスペルカードルール破らせてもらうわよ。 私はグングニルを持ち、それを握る手に力を入れる。 「ちょいと待ちな。まとめて来いって言っただろう。そこのメイド長も本気で来な。」 本当に面白い奴だ。私一人の相手でもキツいのに咲夜まで追加するなんて。 「当然です。貴方は死んでも許しません。」 「そうかい。そりゃあ残念だ。」 ケケケと笑い腰に差してあった刀を引き抜いた。 「!!?」 「お嬢様、どうかされましたか?」 何だあれは・・・!? 大量の怨霊が!!! 「や、止めろ!?来るな!うわあああああああああああ!!!」 「お嬢様!?」 「ヒィッ!」 私に大量の怨霊がまとわりつく。 「ひっ・・・あ・・・ああ・・・・・!」 私の意識はここで無くなった。 [次へ#] [戻る] |