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東方炎龍伝
特殊警察官・高橋美咲
家に帰って20分。
美咲が来てくれた。勿論、一か月分の生活必需品を持って。
美咲も一人暮らしの為、家事スキルが高い。
ただ、美咲も俺と同い年で学生だ。
一体何処から収入があるのか。バイトでもしているのか?

「美咲って何処から収入があるんだ?」

美咲「いきなりね。ま、良いわ。隠す意味もないし。」

美咲はジャケットのポケットを漁り始める。
すると笑顔で手帳を見せてきた。

美咲「私、凶悪犯を追う特殊警察なのよ。ほら、銃だっていつも携行してるのよ。」

ジャケットの下にはホルスターに入ったベレッタM92が見えた。
美咲が強いわけだ。日々、凶悪犯を相手に戦い続けていればこれだけ強くなるのも頷ける。

美咲「まあ、バイトしか収入のない貴方より儲けてるわよ。」

自慢げな顔するな。イラッとする。

紫「(ボソッ 貴方、JDASUの事を話していないの?」

「(ボソッ 特殊警察だろうと何だろうと一般人には変わりない。言ってないよ。」

こそこそと紫ちゃんと話していると美咲が俺達を睨んできた。

美咲「二人で何をこそこそ話してんのよ?」

「いや〜、初めて聞いたなぁと思って。」

美咲「そりゃあアンタ達に言うの初めてだもん。」

だもんてお前・・・。
そんな大切な事は始めに言ってほしかったな。

まあ良い。警察ともなれば尚更紫ちゃんを守る事が出来る筈だ。

「俺が居ない時は紫ちゃんの事頼んだぜ。」

美咲「私達が学校に行ってる間はどうするのよ?」

「その点はご心配なく。紫ちゃんは俺の学校の教師だ。」

美咲「それはまた・・・。」

「ってな訳でよろしく頼むぜ。」

美咲「分かったわ。」

さあ、これで一ヶ月生き延びられる。
色々とあったが美咲には感謝だな。

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あきゅろす。
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