東方炎龍伝
お手伝い・高橋美咲
美咲「イテテ・・・。」
美咲がゆっくりと立ち上がる。そして俺を見た。
こ、これは・・・。
死亡フラグが立った!
美咲「・・・。」
や、殺られる・・・!
美咲「悪かったわね。」
「は?」
美咲「だ、だから私が悪かったわ!ゴメンなさい!」
何だ。俺は夢でも見てるのか・・・。
美咲が素直に謝るなんて。可笑しいじゃないか。
「夢なら早く覚めないかな。」
ゴンゴンゴンゴンゴン←龍斗が頭を壁に打ち付けている音。
美咲「ちょ、夢じゃないって!早く止めてよ!死んじゃうよ!」
美咲、肩を揺さぶらないでくれ・・・。
目眩がしてきたぜ。
「ああ・・・。小町か、帰ってこれた。」
紫「龍斗、そっちに逝くのは早すぎるわ!」
バシィッ!
「・・・ハッ!?俺は一体?」
小町に近付いていったら、いつの間にか此処へ・・・。
紫「全く・・・。で、この美咲ちゃんが貴方の知り合いなんでしょう?」
「ああ、そうだよ。」
俺がそう言うと美咲は紫ちゃんの方へ向いた。
美咲「じゃあ、金髪のお姉さんに自己紹介ね。高橋美咲よ。よろしく。」
美咲が紫ちゃんに手を差し出すと、紫ちゃんはその手を握った。
紫「八雲紫よ。此方こそよろしく。」
美女と美少女の握手。非常に絵になる。
カメラで写真を撮りたいくらいだ。
美咲「で、私に用があったんでしょ?」
「おう。一ヶ月間、俺と一緒に住んでくれないか?」
美咲「は、はぁぁぁぁぁぁ!?な、何言ってるのよ!?そ、そんな龍斗と同棲なんて・・・ゴニョゴニョ。」
最後の方が聞き取れない。そして、何故に美咲は顔を赤らめているんだ?
紫「・・・。」←2828
「そこぉ!ニヤニヤすんなぁ!」
紫ちゃんはさっきからニヤニヤしすぎだ!
紫「美咲ちゃん、お願いよ。龍斗一人じゃ負担が大きいらしいの。手伝ってくれないかしら?」
美咲「・・・分かったわ。手伝う。」
「おお、ありがてぇ!」
美咲「家事で良いのよね?」
「そうだよ。あと、紫ちゃんと一緒に留守番を頼む事もある。」
俺はJDASUに行かなければならない日が多いからな。
紫ちゃんだけを残していく事は出来ない。
同じ女でも美咲が居れば十分に変わるだろう。一人よりはよっぽど安全だ。
「先に家で待ってるから来てくれ。じゃあな。」
紫ちゃんを連れて、家へと戻る事にした。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!