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東方炎龍伝
担任
殺されそうになったその時だった。

?「おい、静かにしやがれ!」

聞き慣れた声が教室に響く。
担任の本田だ。

「本田ぁ・・・。来るの遅ぇよ。」

本田のおかげで命拾いした。そこは感謝だ。

本田「先生をつけろといつも言ってるだろ、クソガキ!」

男子全員「チッ・・・。」

え、何あいつ等。何で舌打ちして『命拾いしたな。』的な目で俺を睨んでるの?

本田「怪我は無かったかい?」

紫「ええ、まあ。」

本田「本当に悪いねぇ。ウチの馬鹿共が。それよりもさ今夜一緒に飲みに行かない?」

「おい、本田。ドサクサに紛れて紫ちゃんを口説いてんじゃねぇよ!」

本田「クソガキ、紫ちゃんって呼んで良いのは俺だけだ!」

なんて勝手な考えだ。紫ちゃんって呼んで良いのは俺達だけだ。

「紫ちゃんはなあ、今日は俺の家で一杯やるんだよ!」

本田「何だとぉ!?本当なのか、紫ちゃん!」

紫「ええ。そうですわ。」

本田「龍斗この野郎。絶対許さねぇ!」

駄目だこのクラス。担任が一番駄目だ。

本田「龍斗、今日の放課後覚えとけよ。」

「嫌だね。」

今日は紫ちゃんを連れて家に帰るんだ。馬鹿な担任を相手していられない。

紫ちゃんを家に連れて帰ればパーティだ。


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