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早過ぎた結末++ (雲雀)




「雲雀さん……!」


「何…綱吉」



雲雀が自室で書類を纏めているとき綱吉はノックも無しに汗をダラダラと流し荒い呼吸をしながら呼びかけた



「絶対に驚かないで、暴れないで聞いて下さい」


「…僕が暴れたことがあるかい?」


「いいから……
実は、えっと、あの」


「早くしてよ、この書類纏めて寝たいんだけど。明日任務あるしね」


「任務は取り消しにしますから落ち着いて聞いて下さい、本当に」


「わかったから」


「ありがとうございます……それで…話なんですが………名無しさんちゃんが…その……任務先で…」



話ているうちに綱吉はどんどん涙を溜めていく




「…………死にました」




とうとう綱吉が泣きながらそう告げた瞬間雲雀は目を大きく見開いて固まり、もう少しで終わるであろう纏めた書類を落とした



「嘘、でしょ」


「…本当なんです……
名無しさんちゃんと一緒に行った味方の一人が相手のスパイだったらしく……隙を突かれて…」


「そんなわけ、ないでしょ…あんな馬鹿みたいに元気な奴が……そんな」


「遺体、ちゃんと回収しましたので、自分の目で確かめて下さい…あの教会に置いてありますので。…俺は皆に言ってきますから」



綱吉が言い終わる前に雲雀は書類を踏み付け走った。


あの教会、雲雀と名無しさんが約束、婚約を誓い合った場所。


ひたすらに走る、汗だくになりながらも。
教会は走って5分くらいのところで見つかった

巨大な扉を前にした雲雀は息を整えて冷静に考えた



「こんなの嘘に決まってる…」



"むしろ嘘であってくれ"そんな願いをこめて雲雀は少しづつ、慎重に扉を開ける

扉は完全に開き、見えた先には一つ大きな箱が



否、棺があった









ぎた


(……名無しさん?)

((それはあまりにも傷だらけで、残酷で))





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あきゅろす。
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