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五時間目



恭弥視点




今日も朝からなみもりようちえんはさわがしい。イライラする



それをたえながらぼくはいつものように見回りをしていると






しらない女の人がいた












五時間目
しおん











だれだろ、うしろすがただからかおが見えないや、今そうしょくどうぶつなんて見たくないんだけど……
だいたいここにはかんけいしゃいがい入れないはずなんだけどなと思いながらぼくはわざとあしおとをたてながら女の人に近づく

ぼくのあしおとに気づいたのかその人はからだがこきざみにふるえだした



「う、嘘でしょ……
たたた頼むから嘘っていってよ」



だれにむかって言ってるんだろ。ひとりごと?
わからないけどとりあえずぼくは「うそ」と言ってあげた



「嘘か……よかったぁー…


       ………え?」



ん、ぼくに言ってたんじゃなかったのかな
女の人はまたガタガタふるえだしてひやあせみたいなのがながしている
そこからすこしたつとなにかをかくごしたのか、ふるえがとまっていっきにぼくの方にふりむいた



「…あれ……いない」



ぼくいるんだけど
ああ、ちっちゃいから見えないのか



「した」


「ひっ……」



しんせつに言ってあげると女の人はぼくをみる



「………お、男の子…?」



んーやっぱりしらないな
なんのようだろ



「きみだれ?」



ぼくがそうといかけたのに女の人はしゃがんでぼくのなまえをきいてきた
マナーがなってないね

すごく目をキラキラさせていたからしかなくぼくのなまえをおしえてあげた


なんかさわがれた


こんどこそ女の人のなまえを聞いた

女の人のなまえはみづき しおん

よくありそうでない、わるくないね。

そういえばなにか言おうとしてたんだよね
なんだっけ



「どうしたのきょうや君」


「………」





そうしょく…どうぶつ…
ぼくのキライなむれ

ぼくはしおんをにらんだ



「ん?」


「…み……つな…の……」


「ご、ごめんもう一回言って」



イライラするきもちをおさえてもういちどぼくはしおんにといかける



「きみは…しおんはそうしょくどうぶつなの?」


「………はい?」



もし、そうしょくどうぶつでむれてたらしおんをかみころさないといけなくなる



「…どちらかと言えば人間は雑食動物じゃない?」


「ちがう、しおんはそうしょくどうぶつかって聞いてんの」


「……肉食動物か草食動物かと聞かれたら…私は草食動物……かな」






……へぇ






「…むれてる?」


「そんなことないよ私むれるの嫌いだしね」






おどろいた、すなおに。
だってそうしょくどうぶつだけどむれないなんて初めて聞いたから

ぼくは少しだけあんしんした



なぜ?そんなのわからない、ぼくが聞きたいくらいだよ



まあとりあえず……



「むれないんだ、じゃあかみころさないですむね
ついでにどうせきみ迷子でしょ。道あんないしてあげるよ」



ふしんしゃでなければたいがいまいごだよね



「ありがとう…職員室に行きたいんだけど……」


「こっち」


「速っ」





しおんがおそいんだよ






そのあとぼくはしょくいんしつにあんないした

しおんに礼をいわれてなぜかココロがあたたかくなった、気がした



「あ、この後どっか行くの?」


「きょうしつ」



もうじゅぎょうがはじまるしね



「そうなんだ
付き合ってもらって悪かったね、バイバイ」


「……またね」




そしてうしろをむき、そうしょくどうぶつだらけのボンゴレ組にむかった





 "みづき しおん"




ぼくはあたらしいおもちゃを買ってもらったかのようにワクワクした





((また会えそうな気がして、これから楽しくなりそうなよかんがしたから))







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ひらがなだらけで
スミマセン(・ω・`)

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あきゅろす。
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