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テリアモン出動!!




はぁっ……はぁっはぁっ――――



太一んちってこんなに遠かったっけ?



走っても走ってもなかなか
着かない――――





待ってろ

くそ太一!!!














No.3 テリアモン出動!!















「時雨ちゃん、いらっしゃい」

「こんにちわぁっ!!」

時雨は
太一ママに挨拶をし―――


「時雨、こっちこいよ」


と太一に言われたので
太一が入って行った部屋に入った




「よし!!そろったな!!」


太一がはりきって言った言葉に
少し疑問を感じる時雨

「あり?太一?
何かデジモンかんけーのことかと
思ってたから、
みんないると思ったのに」

「デジモンのことは
デジモンのことなんだけど………」

頭を抱える太一

「今は三人だけなんだ」


――――三人??


時雨はそこでやっと
自分より少し背が低い少年が
隣にいたことに気づいた


「あ、光子郎もいたんだ!!」


「はい。気づかれてなかったみたいですね」

――――ショック


「うん。ごめん。背が低くすぎて
見えなかった!!!」

にっこり



「………………。」

――――………………。


「あ、………でも光子郎は男だから
きっとすぐ大きくなるよ!!うん!!絶対!!」


「精一杯のフォローありがとうごさいます」

「怒った…………」


――――ちょっと傷ついたけど



さっきから太一の名前しか
呼ばない自分の想い人に
少し不安を抱いていた
光子郎だったが
今はなくなっていた―――



―――ん???

ちょっと待って………

僕ってM???






「おいっ!!光子郎時間はまだか?」

「あっ……はい、まだだと思います」


何がなんだかわからない時雨を残し2人はパソコンの前に座った


「よーしっ…………あっ、そうだ。
時雨!!デジヴァイスは?!」


「あるよ?」

時雨は太一にデジヴァイスを
渡した


「ほら光子郎!!」

光子郎は
そのデジヴァイスをパソコンに
つなぎ何かしている――


「何してんの?」

時雨は光子郎に聞いた


「テリアモンを転送します!!」


「へ?」


――――テリアモン!!?






「あのな時雨。」

もっと何がなんだかわからなく
なった時雨に
太一が説明する

「さっきネット上で凶悪なデジモンが
生まれたんだ」


――――凶悪なデジモン


「そいつは世界中の
ネットワークの中にある
プログラムを食って成長してる」


――――そんなことしたら
機械がめちゃめちゃになるね


「早く止めないと大変なことになる!!」




「だから、またデジモンたちと戦うんだね!!太一!!光子郎!!」




バカなように見えて意外に
ものごとを理解する能力は高い時雨


「そうだ!!また俺たち戦うんだよ!!」


――あの夏のように!!




「転送完了!!成功です!!」

光子郎が叫ぶ


それと同時にパソコンの画面に
映ったのは
紛れもなく―――あのデジモンたちだった!!


「アグモン!!」

太一は自分のパートナーの名前を呼んだ


『太一ぃ!!光子郎!!時雨!!着いたよ!!!』



パソコンの中―――

ネットの中に存在し
今まさに現実世界を救おうと
してくれている三体のデジモン


アグモンとテントモン


そして―――テリアモン




『時雨〜!!!』




「テリアモン!!!!!」




『時雨!!!僕、時雨を守る!!絶対にあいつを倒してみせるよ!!!』




「わかった!!けどムチャはすんな!!」



『わかってるわかってる〜』



――――テリアモン!!



あたしはお前を信じてる!!!

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あきゅろす。
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