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鯣イカの戯言
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駅でケンジと別れた後、真っ直ぐに待ち合わせの公園に向かう



最近暗くなるのが早い
暗いのは苦手

寂しいし、凄くこわい

ケンジと歩いている時は感じなかったけど、風が冷たくて人恋しい


少し早足で公園に着くと、薄暗い公園の木々がザワザワと揺れている


街灯の下に見覚えのある人影を見付ける

・・あ、望月さんだ・・


ホッと息をはくと同時に少し残念な気持ちにもなる


望月さんは4人の中で一番優しくしてくれる


良かった・・明日もなんとかなりそうだ


俺の姿に気付くとゆっくり歩いて来る

「やぁ、ショウ君久しぶり・・って2週間ぶりくらいか」

「はい、ゴブサタしています」

望月さんはフッと笑うと胸元から携帯を取り出す


「寒いし・・お腹も空いてるし、早速だけどいいかな?」

「勿論です」

そして二人で公園の鬱蒼とした林の中に身を隠す


木を背にした望月さんがベルトを外してスラックスを下ろすと、俺は正面に膝ま付いて手を伸ばす


携帯を掲げて望月さんが合図を送ると、俺はそこに顔を埋めて、猛ったモノを舐める


時々望月さんを伺い、アングルや反応の確認もする

望月さんは黙ってうなづいて頭を撫でてくれる









「最近また太ってきてね、運動不足もたたってるから、ようやくウォーキングを始めたけどね・・どうも続かない」

ファミレスで食事をしながらする会話は何時も楽しい

俺の知らない会社の事とか、世間の事とか楽しかった事とかを話して聞かせてくれる


優しくて、何時も笑ってくれる
年齢も体型も箕輪さんに近いからか、俺は望月さんが相手だとホッとする


「外食は良くないんでしょ?今度俺、食事準備しますよ
あと、ウォーキングも付き合います」

「あぁ・・ショウ君は料理が上手らしいね
・・でもそれは悪いからいいよ
食後のウォーキングに付き合ってくれれば」

「でも・・何時も食事、ご馳走になってるし・・

俺ので良ければ作ります」
望月さんは笑ったまま困った顔をした

「・・独身男にそれはキツすぎます
そんな事されるとね、勘違いしかねないんで・・

ね?辞めておきましょう」

悲しそうに見詰められて、悪い事を言ってしまったんだと謝る

こうゆう時が一番、自分の頭の悪さを呪いたくなる

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あきゅろす。
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