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白と青と黄色のもろもろ
交差8


翌日学校が終わってそのまま馬場と二人家に向かう


途中のコンビニで弁当とお菓子を買って、今日発売の雑誌も買う


部屋に入ると馬場はすぐに服を脱いで抱き着いてくる

「ちょっと待てよ
ジュース、冷蔵庫に入れてくる」

後ろからバックルを外していく手を止める

「後でいいよ」

止めた俺の手を振り払うと、体を机に押し付けてスラックスとボクサーパンツを一気に引き下げる


「・・っオイ!」

荒々しい動作に抗議するも余裕をなくした馬場の体温は温かくて、俺に興奮が移ってくる


「っは・・馬場・・」

「アレ出して」

後ろから抱き着かれたまま扱かれると腰が揺らめく

足首に絡み付いた衣服を剥ぎ取り、机の引き出しからオイルの入ったボトルとゴムを取り出す



馬場は握っていた手の平にオイルを垂らすと、再び俺のを握り扱き始める

ヌルヌルした感触とクチュクチュとした水音


「あっ・・ン、馬場」

膝が早くも言うことをきかなくなり、ガクガクと崩れる


馬場の手が片足を持ち上げて机の上に乗せる

「気持ちよさそうだな」

大股を開いた態勢は恥ずかしいけど、羞恥心が興奮を加速させる

「・・ぅん・!気持ちイイ」

「ハハハッ・・素直で可愛いねぇ」


馬場は耳にキスをして反対の指にオイルを付けて後孔をなぞる

体がビクリと反応する


「待ってたんでしょ?」

指がユックリと挿入してくると、頭が真っ白になる


こうなると自我が保てない

「あっ・・馬場っ!」

机の上には扱かれて溢れ出した先走りのあと



声を最小限に抑えようと必死で唇を噛む


馬場とセックスするようになって何回目かな

なんて頭の隅で考えてみる



最初は馬場も俺も戸惑い気味で、男が初めてじゃない俺がやり方を教えていたのに

馬場は二回目からは積極的になって凄く上手くなった


最初は慰み合いみたいだったのに、今じゃ楽しみの一つだ

快楽に嵌まってストレスを発散している


この年頃って皆、そんな風にしてエッチしてるよね


「・・っやっらしいの

お前何時からこんな体してんの?」


俺は馬場が好きだから、興奮している馬場を見ると自分も興奮していく


馬場も同じなのかな・・




嫌な事も忘れてただ快楽のために絡み合う猛獣みたい

何時も控え目で存在感を消している馬場と違って、タフで少し乱暴で勝手な振る舞いをする馬場に色気さえ感じる


女が見たらきっとメロメロになるな・・

下から覗き込んだまま馬場の野生的な笑顔に粉砕されている自分がいる


身長は同じくらい

服を着ていると目立たないが、馬場は多分スポーツをやっていた

背筋や腹筋が半端ない

滑らかな筋肉の鎧を着けているよう


その背中に腕を伸ばして筋肉の感触を楽しむ


決して大きくない背中

指を這わすと盛り上がった感触がする場所がある

ケロイド状に幾つも裂かれた皮膚がくっついた跡


『漫画みたいだろ?』

初めて見た時はあまりの状態に言葉を失った


『誰にも言うなよ
格好悪いからさ』


何でもないように言う馬場をこれ以上傷つけてはならないと思った


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あきゅろす。
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