ノンケのごとく♂
校長よりカンチョーだよねえ?
屈辱だあ……ウホッいい男♂探しを邪魔されてしまった。
屈辱だなあ……しかも男性教師にでなく、女教師に注意を促されてしまった。この学園に、あの憎きビッチなど要らんっ。
陽彦「ケツ辱だあああーっ」
そこら辺にいたダンジ「…ちょ!?」「…なにっ?!」「…うわあ!!」
体育館の後ろから戻る途中、腹いせに並んでたダンジたちのお尻を触っておいた。
さて、尻の穴かっぽじって良く聞いておけよう? ここで漢の自己紹介をしてやる!
名前は、佐藤 陽彦(さとう はるひこ)。年齢15歳。性別と一人称は『漢』。趣味はホイホイついてきたノンケを食っちまうことだ。
好きなものは、ダンジ(♂)! 自らの尻私欲を満たす尻合いを求め、わざわざ遠くの男子校までやってきたのさっ。
そして嫌いなものは、ビッチ(♀)! うっとうしい異性ことウルトラマ×コスモスの居ない安住の地を求め、遠路遥々ここまでやってきたのさっ。
……だというのに、先述の通り体育館の後ろで指導を加えてきたのは、ビッチ教師だった。ちくしょうめ。大体、校長の話の邪魔したくらいでなんだ。
木偶の坊のスタンダップコメディ聞いてるよりか、●くの棒(ダンジたち)に悪戯してた方が余程ゲイの肥やしになるっての!
陽彦「だよねえ? 校長よりカンチョーだよねえ?」
前に並んでるダンジA「えっ……」
さっそく悪戯することにした漢は、さりげなく彼に声を欠けながら息のかかる距離まで接近する! 両手を拳銃(カンチョー)の形にすると、そのお尻に突きつけた!
陽彦「動くな」
Aくん「ひぃ……!」
ノンケの悲鳴に発情した男色系ダンジは理性という安全装置を外し、銃口を(指先を)急所に(お尻の真ん中に)向けて狙いを定める!
Aくん「嫌あああアッー」
陽彦「そうれ、漢チョー発射!! 標的は君のアナ――」
?『首席の和泉谷 悠(いずみや ゆう)と申します。宜しくお願い致します』
陽彦「――ル!?」
指先を突き刺そうとしたその時、壇上に立つあるひとりのダンジに気が付く。
さっきまで校長が長話を繰り広げていたそこでは、本年度の首席に選ばれた生徒による挨拶が行われていた。
悠『この度、僕たち新入生を迎え入れてくれた薔薇色学園に、心よりの感謝を申し上げたいと思います』
陽彦「なななっ! 何だ、あの見目麗しきダンジは……」
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