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素晴らしきかな!!


「さっきの台詞、隣のクラスの柿本君に言って!!」


そう、寧ろ俺は隆ちゃんがその台詞を柿本君に言ってる所を想像しちまいました。てへ☆


「誰だよ。ていうか、何で俺がソイツに言わねぇといけねぇんだ、よ」
「だっ」


よ、の所で俺のおでこを小突いたのは、同室者であり、友達の三浦隆司(ミウラリュウジ)―通称隆ちゃんだ。といっても、そう呼んでるのは俺だけなんだけどね!

もう隆ちゃんったら照れ屋なんだから!!
そう続けようとしたら、拳を握られて無言でジッと見られたので、笑って誤魔化しておく。
だって、隆ちゃん喧嘩強いし、拳骨されたら絶対痛いじゃん!!


「たくっ、お前…それなりに平凡な顔なのに中身がどうしてそうなんだ」


若干哀れんだような顔で、俺の顔をしげしげと見る隆ちゃん。
失礼な。


「平凡バンザイですが何か? 腐男子lifeに不満はありませんが何か?」


真面目な顔でそう言い返せば、呆れた顔で返される。


「そういう隆ちゃんは、不良の癖になんだかんだ面倒見いいよね! そんでもってお菓子好きだよね!!」
「…うっせぇよ。好きなもんは好きなんだよ」


隆ちゃんは、ぶっきらぼうにそう言ってふい、と目を逸らす。

イケメンな隆ちゃんの拗ねたようなその様子が可愛く見えた。
いや…もう風紀委員長に襲われちゃえよ!!


「…おい。お前、今気色悪ぃこと思ったろ。寒気した」
「え、別に隆ちゃんが風紀委員長に襲われればいいのにとか思ってないよ!!」
「てめぇ…」


青筋を立てる隆ちゃんもイケメンだね!
…うう、俺の正直者。





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