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桜蘭高校ホスト部
いつか(環ハル)

楽しい事。
嬉しい事。
恥ずかしい事。
もどかしい事。
悲しい事。


僕の過去たち。





全てわかってもらう事なんて望んでないけど。

だけど君には隠しておきたくない。

それをわかってくれる君だから。

愛しいのかな。




君が愛しい。

愛しいのです。


心から。




いつか貴女に伝えたい。


愛する人に出会いましたと。








母の面影を追う子供みたいな僕を笑うわけでなく、理解して惜しみなく微笑みを向けてくれるのです。

無茶を言っているんだと後から気付いてしまうような僕に最後まで付き合ってくれたり。

人の事に無関心でいるようで、しっかり見てる世話好き。

その上なんだかんだ押され負けするお人好しで。


どうしようもない僕なのに飽きずに付き合ってくれる、そんな人なのです。

きっとマザコンとか、言うんじゃないかと思っていました。
こんな歳になって恥ずかしいと思っていました。

恥ずかしい事だと思っていました。


なのに。

馬鹿にするわけでなく。

微笑んで。

認めてくれて。



そんな事ってないでしょう?



自分も母を亡くしているからと、躊躇いもせず口にして。
ああ君は僕の知らないところでいくつ壁を乗り越えてきているんだろうかと少し寂しくも心から敬いという名の感情が湧いた。


こんな人に二人と出会えるのでしょうか?


いつか貴方に会えたなら、こんな素敵な彼女の事を紹介させて下さい。


いつか貴方に伝えます。


愛する人に出会いましたと。


心から尊敬できる人に出会いましたと。



『いつか先輩のお母さんに会ってみたいです』


いつか。


『そうだね』



いつか。


いつか。




きっと伝えられますね?















母さん…







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あきゅろす。
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