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幸せの形



太陽が昇って沈んでいく。

それを追い掛けるようにして毎日が忙しく過ぎていく。

忙しいけれど、充実してて。

あっという間に月日が過ぎる。

温かい家があって、温かい家族がいて。

みんなみんな笑顔で。

毎日が楽しかった。



幸せだと思う日常。

それを当たり前だなんて思ってはいけないんだという事に気付いた。
でもその時にはもう遅くて。
失ってから気付く幸せの方が多いんじゃないだろうか。
それにやっと気が付いた。
今更気付いても、失った幸せは元の形では戻ってこない。
それを不幸だと嘆くわけにもいかなくて。
強くなるように、唯それだけだった。
自分は不幸だと決めつけてしまったら、本当に不幸になってしまう。
また、幸せに気付けなくなってしまう。
それが、本当の不幸。


小さすぎて見えない事があっても、必ず幸せは自分の傍にあるものだから。

その一つ一つに気付ける事が出来てこそ、幸せが手に入るのではないだろうか。


前を向いて新たな一歩を踏み出す。
その勇気があったら。
新しい幸せを手に入れて。
それで失った幸せの穴を埋めることができたら。
過去を消そうとしなくてもよくて。
それを認められるようになって。
そして、当たり前の日常を幸せだと感じれるようになる。




そんな人になりたい。




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あきゅろす。
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