未定小説
夏の名前 C
「もしもし?」
『あっみさ?今さぁ…』
「雅紀?」
「だれ?だれ?」
『みさ…今から会えないかな?』
「今は…………ちょっと...」
分かってた。分かってたよ...
一瞬で目の前が真っ暗になった。
知りたくなかった事実…
もう、戻ることはできないんだ…
あの頃には...
久々に会うことも出来ないんだ…
最後に2人で会った。橋のふもと…
青春って感じがした。
近づいてた想いがとまる。
「雅紀…別れよう…」
『えっ....』
なんで?心の内が熱いし、痛い。肩に汗が流れ出す。
光を背負い、影がこちらを向いた。
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窓を開けて、今なら言える。
『みさーーーーーーー!!』って…
胸の奥が音を立てる。
思い出すと涙で前がにじむ…
街がぼやけてる。
久々だな…この景色。
草の薫り....
海へ君の香りがするような気がする。
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