未定小説
虹 ②
あの日から数日…
とある雨の日
梅雨…
本当に嫌いだな…
出掛けているときに
雨が降り出した。
もちろん、デート中…
「あっ、すみません...」
傘が色んな人に当たったりして
まっすぐ歩けなかった...
すると、後ろから…
「ぷっ…」
彼氏の笑い声。
クスって…
腹立つなぁ...
私もやって見せた。
同じように口を尖らせて。
わざとです...
「ははははっ…」
「もうっ…」
この時間が空間が好き。
泣きたくなるくらい大事。
このまま時が少しでも止まれば…
「ごめんごめんね…笑ってごめんってば・・・」
「ふんっ…」
ﾁｭｯ...
びっくりしてその場で傘を落としてしまった。
ふいをつかれた…
これからは、
ちょっと位の我が儘
聞いてあげるつもり。
もちろん、外に出たくないならいいし。
ゲームもやらせる。
でも、私にだけだからね？
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