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未定小説
ギター王子様☆ #1
私はある日、一人で路地を歩いていた。

ここはストリートミュージシャンにとって最高の場。
あのでこぽんやanikoさんもここから出て行ったといわれている。

そんな有名な場所…

なのに…一つ外れた道に彼はいた…

ギターを弾いているだけ…
聞いている人なんて…
一人もいないのに…


でも彼の声がいい声で…
みんな聞いているMDの曲なんかより、
断然きれいだった。

聞き取れてしまい、一人目の前で聞いてしまった。

「♪やりたいことが上手くいかずどうしょうもなく落ち込んで…」

その言葉が私の胸に突き刺さった。
私は、念願の夢だった仕事なのに…好きなことが出来なくて
ここの所落ち込んで泣いてばかりだ。


弾き終わって拍手をした。
そして、お金を入れて帰ろうとしたとき、
「聴いてくれてありがとう。また何かあったら、ここにきて。
僕の曲で泣いてくれる人なんて初めてだよ。」

その言葉ではっとした。
気づかないうちに涙を流していた…
その時の彼の顔が美しく見えて、
恥ずかしくなって逃げてしまった。

その日の夜は、彼の顔ばかり浮かんで
目をつぶるとギターの音と声が…

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あきゅろす。
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