未定小説
Time is ONE〜ひとりぼっち〜 9
「櫻井くん…顔色悪いよ?白すぎ?」と森永。
「あぁ…なんか頭痛くってさぁ…でも仕事は行かなきゃダメだろ?アイツにも迷惑は掛けられないし…」
頭を叩きながら言う。
「アイツって紙に電話番号書いてる子?」
「うん。コイツに迷惑かけたら大変そうだしさ。今日は夜まで頑張るよ。」
目を合わせていう。
「そっか。無理はしすぎないようにね?」
気を遣ってくれる森永。
「おぅ…ありがとう。」
無理してるんだな俺…
コーヒーで紛らわすか…
----------------
「はぁ…」
目をつぶり髪をかきあげる。
少し熱も気にしながら...
「と言いながらも実際は休みたかったんだよな…アイツと一緒にいたかったけど…一応...ね...」
実際は昨日お風呂で冷水を浴びた。
只今寒い季節...
-昨日-
「さみーっ」
俺…アイツに心配させてるよな…
“浮気するために遅いの?”とか
“一人って淋しいな…”とか
“本当に好きなの?”とか
どんどん嫌われていくような気がしてならない...
会っている時間も最近短い
長くて週に1日だけ
短い時は夜しか無くて約1時間(寝ている間を除く)
本当はアイツしか考えていない…
仕事もミスする時は大抵
次の日がデートだったり
前日にアイツが悲しい顔をした時。
だから我慢...
---------
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!