未定小説
無理な恋 C
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『成瀬さんになんかあったんですか?』
「それは....まだ言えません。」
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仲良くなり始めた成瀬さんに何があるのか
分らないけど、刑事さんに
お世話になるのは、可笑しいですよね…
そう思い立ったから…
成瀬さんがいそうな、
その場所に走って行った。
「りっ律さん…どうしてここが…」
『成瀬さん…』
これが最後なのかなって自分は分っていた。
でも…
『会いたかったです。私…成瀬さんの事が…』
「律さん…私にもう近づいてはいけない。」
『えっ…いやです…私は、成瀬さんが好きだから…』
「こんな私を好きになってもいいことなんて無い。」
『なんでですか!!』
「私は悪魔だから...成瀬領も偽名で、
真中友雄なんです。」
『真中友雄…』
「もう行かなくちゃ…」
『待ってください!!』
「…」
『私は、あなたを助けますから!!』
「…」
『何があっても!!私は待ちますから!!』
その背中は、
本当にさみしそうな背中だった。
本当は、助けてほしいといっているような…
でも、使命があるというような…
そんな…
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