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世界の謎 面白話 伝説
きゅーけつき!エリザベート・バートリ!
ハンガリアの惨殺魔っエリザベート・バートリ

エリザベート・バートリの話は、小学校のぬ〜べ〜を読んでから気になってました。
その後、バンパイアハンターDにてバンパイア萌えが炸裂!
(↑は外国人が喜ぶアニメベストテンに選ばれています、ちなみに第十位、一位はAKIRA)
そこで、エリザベートについて、簡単にご紹介させていただきます。

エリザベートは、1560年 ハンガリアの名門貴族バートリ家に生まれた。このバートリ家、血族婚の濃い血のせいか、奇怪な人物が多数存在している。エリザベートの叔父は、真夏に毛皮を着、そりを走らせたりする(しかも本人は、雪の中を走っていると思い込んでいる)ような人物であったし、叔母は、異常な色情狂であった。

エリザベートは、容姿端麗の美少女であったが、フェレンツ・ナダスティ伯との結婚が決まっていたため、11歳のとき、親元をはなれて、ナダスティ家へと向かった。(この時代の貴族社会では、娘を幼少のころから嫁ぎ先へやり、姑となる人がその家にあった教育をするのが常であったらしい。)
わがままに育てられたエリザベートにとって、これは苦痛以外のなにものでもなかった。
厳格な姑とは、折があわず、エリザベートは自室にこもりっきりの日々が続いた。

15歳になったエリザベートは、フェレンツと正式に結婚。
2人は、スロヴァキア国境近くの谷間にあるチェイテというさびしい村の城に移り住んだのだが、フェレンツは結婚後すぐ、またもや戦争に出かけてしまい、ほとんど城にいることはなかった。このころのエリザベートのヒステリーは、気にいらない召使の手を針でさしたり、鞭で打ったりする程度で、まだかわいいものであった。(かわいくねーよ!)

エリザベートが、惨殺魔と化していくのは、夫であるフェレンツが亡くなってからのこと。
(しかし、夫が亡くなる前から、すでにその殺人鬼の序曲は始まっていたそうな)
住みこみで雇われた農家の少女たちを1人、また1人と虐待死させていくエリザベート…

ある日のこと、いつものように召使の少女をいたぶっていた(オイ)その時、少女の血がエリザベートの腕に飛び散った。
猛烈に怒り狂うエリザベートは、ふと、あることに気がつく…

”少女の血がついたところの皮膚がみずみずしくなっているではないか!?”

(おそらくそれは気のせいだ)


それからのエリザベートの所業は、もう折檻とよべるような代物ではなくなっていた。
大きな鳥かごのようなものを作らせ(内側には太い針が無数についている)天井につりさげて、中に少女たちを入れ下から槍でつつく。
かごの中を逃げ回る少女たちのからだは、かごの針と下からの槍で傷だらけとなり、少女たちの血の雨が部屋中に降りそそぐ・・・ その下でエリザベートは、血の雨に降られながら、恍惚の思いにひたるのだ。

また、エリザベートは、ドイツの拷問器具「鉄の処女」を特注で作らせた。
この鉄の処女には、人間の髪の毛が植付けられ、顔には化粧をほどこしてあった。
また、ゼンマイ仕掛けにより目や口も動き、両手を広げ、薄気味悪い微笑みを浮かべながら、逃げ惑う少女たちを捕まえる様は、まるで地上に降り立った悪魔さながらであった。
この鉄の処女により惨殺され、搾り出された少女たちの血を、風呂桶にうけ、血の風呂で血浴びをするエリザベート。(こここここわいお…)
美しさや若さを保つためには、どんな犠牲もいとわない・・・
もはや、エリザベートの頭の中には、永遠に美貌を保つ、それ以外にはなにもなかったのだ。

エリザベートとその腹心ドルコにより殺された少女の数は、600人以上と言われている。
途中、死者に祈りをあげるためチェイテの城に呼ばれていた神父が、あまりの死者の数に
”ただ事ではない”
と疑いをもつが、貴族であるエリザベートには、おいそれと手出しできるものではなかった。
だが、うわさはうわさを呼び、いつしか人々はエリザベートのことを「血まみれの伯爵夫人」と呼ぶようになっていった。
危うい立場にたたされながらも、エリザベートは、農家の娘の血では物足りず、貴族の娘の高貴な血を欲するようになる。

やがて、ウィーンのホテルの一室で少女たちに拷問をくわえていたことが明るみになり、それまでの殺人も次々と明らかになっていく。
捜査のため、チェイテの城の地下室に足を踏み入れた役人が見たものは、この世のものとは思えない地獄絵さながらの光景であった。
床には、たくさんの死体が転がり(しかも手や足がもがれて、人の形をしていないものさえあった)、壁には、まだ かろうじて息のある少女が鎖でつながれていた。
かの”鉄の処女”は、血により錆び付いたからだをごろんと横たえ、薄気味悪い微笑みを浮かべていた…
(あうう・・人間の血液の中の少ない塩分で錆付くって…どれだけの期間使っていたのか・・・・)

1611年 貴族裁判が開廷されるがエリザベートは出廷しなかったため、被告人のいないまま判決がくだされた。
エリザベートの腹心として拷問を主に行っていたドルコ、イロナは火刑となったがエリザベートは貴族であったため、終身禁錮刑止まりで、死刑は免れた。

エリザベートはチェイテの城の一室に幽閉されることとなったのだが、その窓や扉はすべて石や漆喰で塗り固められた。
ただひとつ空けられた小さな穴から、実娘が食事を運びいれる以外は、まったく外部との接触を絶たれた。
暗黒の中で、エリザベートは3年半もの間、狂うことなく生き長らえた…(いや、その人は最初から狂ってry)

1614年8月21日
享年54歳でエリザベートは死去した。美しさと若さを保つため、幾人もの少女を惨殺した悪魔の肉体は、痩せ細り、かつての美貌は見る影も無くなっていたという・・・


ここここわいよー!
大抵の吸血鬼はこのエリザベートが元なのではないでしょうかね。
ま、あっち側は西暦千年頃にキリスト教に改宗したらしいからアレだ、殺された少女達は楽園に行ったのであろう。


しかし外国人はバンパイア物がすきだなー!
(私も好きだけど)

日本でも血を吸う妖怪いますよ!
『吸血木』
人間の血を得ようと渡り歩く木の妖怪、吸血木に血を吸われた人間は同じ吸血木になってしまうという。

でもコレは桜の木じゃね?と思うのですが・・・

綺麗な桜の下には人間の死体が埋まっているとか何とか…ww
これも情緒ある考え方ですねぇ…
いずれ死んでいく人間と何十年と生きてゆく桜の木の相対的な関係がとても美しく感じます。

桜も死体も、同じ場所にあるから美しいとはウマイものです






2012/05/14



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