25 「あなた……気づいていたわよね?」 真剣な眼差しで、美雪さんが訊ねてくる。 俺は、美桜のお尻を撫でながら、顔だけ美雪さんに向けて 「あぁ……アイツ、美桜のクラスの担当になっていやがった。しかも、ベタベタ美桜に触りやがってッ」 あー、思い出したら、美桜のお尻を揉む手に力が入り、美桜が “う、うぅ…ん“ って、イヤイヤするように俺のが胸にスリスリする。 ヤバいって!めちゃくちゃかわいい! 「………あなた……。とにかく、龍成の目的は美桜よ。わざわざ、教員免許取って、先生やるなんて。先生って柄じゃないのに。……あの子、誰に似たのかしら?」 ブツブツ言ってますが、絶対、母親である、あなた似ですよ。 あまりにも、美桜可愛さに「どこぞのオンナに盗られるくらいなら、アナタが "モノ“ にしちゃいなさい!」なんて、言う母親は、アナタ位じゃないのか? ま、言われなくても美桜は俺のだけどッ! 「とりあえず、美桜の入学祝プラス精通祝ね。やっぱり、お赤飯かしら?」 などと、言いながらソファから立ち上がった。 「…ん?……美桜がはじめてイッたのなんで知ってんの?」 気になるよなぁ?まさか、母親に話してたりする? 「ふふふ……ヒミツ!」 ニッコリ微笑み、身を屈めて、美桜の髪にキスをすると 「さ、お夕飯の支度しましょう!」 と、キッチンに消えて行った。 まさか……部屋に何か仕掛けてないだろうな……? やりそうだ…………。 [*前へ][次へ#] [戻る] |