物語
保健室にて(高杉
「きもちわるい......」
「なまえ大丈夫アル?」
心配そうにこっちを見る神楽ちゃん。
「保健室いくアル。」
保健室か...ちょっと苦手なんだよね....
「いいよ別に....」
そういったとたん景色がぐるぐるして、、
グラッ
ちょ、なまえ!?
....誰かの声が聞こえる
...もう、無理。
私は意識を手放した。
ん...
「気がついた?」
妖艶な笑みを浮かべていたのは高杉先生。
私はこの人が苦手だ。
彼の整ったかおを見ていると、心臓がドキドキして、苦しくなるからだ。
なぜかはわからない。
「先生」
「ん?」
ありがとうございました。もう大丈夫です。
そういって、立ち上がろうとすると、
ふらっ....
うまく歩けない。
「ちょ、おいてめェ何やってんだ。」
バカ野郎、と少し声を荒げたが、心配そうな先生を見て、吹っ切れた。
「先生」
「なんだ?もう少し休んどけ。」
好き、です。
先生の顔が少し赤くなった気がして、私はまた夢の世界へと飛んでいった。
「.....っ、おい、寝ちまったのか。そんなかわいい顔、されたら俺、理性たもてねぇんだけど?」
言葉とは裏腹に優しく笑い、なまえの頬
にキスをした。
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