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テニス界のお姫様
story4



『あ……』



そういえば……


「どうしたんだ?」


『家、ないかも………;』


「「「「「はぁ!?」」」」」


『あはは……野宿できるかなぁ?』


「女の子が野宿なんてダメです!!」


『ん〜……そんな事言われても……』


「てか、なんで家がないんだ?」


『ん?だって、氷帝学園なんて学校、東京にはないもん……私が、前住んでた世界ではね(笑)』


「どういう事だ?」


『私、皆のこと、ホントはよく知ってるの^^
名前とか、クラスとかはもちろん、好みのタイプとかもね♪』


「……どういう事か、説明してください」


『ん〜……聞いても、信じないと思うよ?』


「なんでなん?」


『それはね……私、異次元からきたの^^』


「異次元?って、嘘だろ?」


『ホント^^だって私、空から降ってきたでしょ?

それに君たちが、私のよく知っているアニメキャラクターと同姓同名で顔もそっくりだし、声も似てるし?』


「俄には信じられないが……」


『だよね〜……私も始めは嘘でしょ?って思ったけど(笑

でも、嬉しい気持ちのほうが何千倍も強いの^^

あなたたちに会いたがってる子は、何千人もいるけどかなわないこともわかってる』


「お前は………」



何者なんだ?って言いたいのかな?


それとも……



「ていうか、名前ちゃん」


『ん?なに?ジロー』


「名前ちゃんは、家どうするの?」


『あ〜……どこかの公園で野宿する』


「だから、女の子一人で野宿なんてダメです!!」


『チョタ……私なんかを襲う人なんていないと思うよ?』


「なんかをって、お前な……」


『私、美人でもないし、可愛くもないもん』


「「「「「「「(無自覚なのか……)」」」」」」」


『どうしたの?なんか疲れた顔してるよ?』


「……仕方ねぇ、おい名前!」


『何?跡部』


「今日は、俺様の家に泊まれ、いいな?」


『ん〜……いいの?』


「ああ……部屋は有り余ってるしな」


『ありがと♪跡部^^』


「A〜跡部だけずるE〜俺も跡部んち泊まる!」


「あ!じゃあ俺も!!」


「あ〜ん?ダメに決まってんだろ」


「さっき、部屋は有り余っとるゆうたやん」


「はぁ〜……俺、先に帰ります」




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