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DMC4 短編
【お題】Cat panic!!【前編】1D2D

!attention!

ここでは俺得設定でダンテーズ+αがおっさまの事務所で同居していることになっています。
初代が変態爆弾発言を一度しています。
無駄に長いです。

おkですか?











Cat Panic!! 1D2D

事件は2様が仕事に出た事から始まった。

†††††††††

『Devil May Cry』事務所内。
その中は何時になく静かな空間になっていた。
聞こえるのは外の雨音のみ。
一人初代はぼんやりと窓の外を見て時間を潰していた。・・・静かだ。

ふと初代は振り返って事務所を見渡してみた。
普段はバージルがソファに座ってコーヒーを飲みながら本を読み。
2様は後片付けをしてたりぼんやりとソファに座っていたり。
おっさまはデスクにだらしなく脚を乗せてアダルト雑誌を見ていて。
ネロは暇で何もする事が無いとちょっとしたおやつを作ってくれたり、ヘッドフォンで音楽を聴いていたり。
それを若が『何聴いてんだ?』とちょっかいを出したりしていて。

凄く騒がしくてそれでいて温かい空間だったのに。
みんなが居ないというだけで怖いほど静かで冷たい空間と化していた。


「ふぅ・・・」


自然に口から出たため息がこのさみしい空間に変に響いしまって。すこしなんとも言えない感情が襲ってきて。
それを振り切るかのように初代はまた外を見る。
今日、他のダンテーズ+αは揃って仕事に出ていた。
ここの店は、悪魔絡みの仕事しか受けていない便利屋でおまけに建っている場所が場所な為に仕事が一ヶ月に一度か二度くる程度だ。
でも今回は一気に4つの仕事がこの事務所に飛び込んできた。

ここの事務所では依頼人が直接ここに訪れることは滅多に無い。
よって仕事の依頼は事務所に電話で来ることがほとんどだ。
今現時点ではこの事務所には6人が生活している。おまけに少ない仕事だ。
仕事の取り合いは何時もある。

はじめはじゃんけんだ、くじだとか言っていたのだがネロが“早い者勝ちで良くね?”と纏めてしまったので結局それから早い者勝ち、否・・・電話を取った者勝ちとなった。
ので今回も当然凄まじい攻防戦が繰り広げられていた。
バージルは幻影剣を展開させ若を容赦なく串刺しにし。一方ではリベリオンが宙を舞い、おっさまが壁にそれによって縫い付けられたり。俺は同時に鳴り響いた電話の受話器を取った若と本気のじゃんけんをしたりした。

結局その勝負には一発KOして若に仕事を持って行かれたのだが。
ネロははじめから仕事に行く気が無かったらしく反応しなかった為、最後に若に負けた俺が留守番という形になってしまった。
その仕事に無関心だった本人、ネロは今買い物に出かけている。

皆仕事場所が結構遠い場所だったので今日中に帰ってくるのは難しいだろう。
唯一ここの地元の仕事に当たった2様は帰って来れるはずだ。


「あー・・・ヒマだぁ・・・」


外を眺めるのに流石に飽きてしまった初代はソファに座る。
こういう、一人で留守番というのは今までに一度もなかった為にどうやって時間を潰したらいいのか全くわからない。
独り言ちてみてもそれに反応してコメントしてくれる人物が居るわけがないとわかっていてもつい独り言を呟きたくなってしまうのが人間の悲しい性だ。


「2様ー・・・ヤリてぇよー・・・」


そういえば最近性欲を野放しにしていることに気がつく。
半魔だからかは知らないが、普通の人間より食欲が凄かったり性欲が凄かったりする。
実は万年発情期だったりしてしまう。
2様に触れたいと思ったらもうダメだ。ムラッとくる。

その時、大きな玄関が開いた。誰かが帰ってきたみたいだ。
初代は“2様か・・・!?”と期待の目を向ける。と。


「くそ・・・すげぇ雨だ」
「・・・なんだネロか」
「なんだとはなんだ、なんだとは」


ついポロっと本音が口から溢れてしまった。
それでも初代は悪びれる素振りなどを少しも見せずにため息をつく。
雨に打たれてびしょびしょなネロは手にしていた買い物袋をキッチンに持っていく。
初代は風呂場に向かい、タオルを取ってきてネロの頭に乗せてやる。


「お、サンキュ」
「風邪ひくなよ?」


ネロは初代を見上げてお礼を告げる。
初代はそう告げてビニール袋を開けてみる。
そこには日用品やらなにやらが入っていて。そこにひとつ・・・気になるものが見えた。
何故気になったのか、理由は至って簡単だ。

包装が無駄にファンシーだったからである。

それを袋に手を突っ込んで取り出してみる。
それは・・・”イチゴの芳香剤”だった。
思わず初代は固まって、横で濡れたロングコートを脱いでタンクトップになっているネロに顔は向けずに問いかけてみる。


「ね・・・ネロ。これは一体・・・?」
「ん?ああ、それなんかおっさまが好きそうだからひとつだけ買ってきた」


手元を覗いてそれを確認するとネロが淡々と答える。
確かに言われてみれば好きそうだ。

家事などを一切しないダンテーズ(2様は除く)に変わってネロが家事を担っている。
そのため食料や日用品を買ってくるのはネロだ。
それに凄いのはこうやって誰かが気に入りそうなものはお財布と相談してたまに買ってきてくれるのだ。
それも買ってきて貰ったものでどれもどストライク。
いらないと思ったものはひとつもない。さすがよく俺たちを見ているなと関心する。


「つかお前、本当に平気か?風呂入って来れば良いんじゃないか?袋なら俺が解しておいてやるから」
「ん〜・・・じゃあお言葉に甘えて。頼むわ」


タオルでは追いつかないくらいに濡れているネロが流石に心配になったため、初代はツンと人差し指で彼の額を突いた。
“いてっ”とつぶやいたネロは着替えを持ち風呂場に入っていった。
何時もお世話になっているんだ。たまには手伝いぐらいするさ。

袋を解して初代がソファに戻ろうとした時、ふと閃いた。
目に入ったのはネロ専用の青いマグカップ。
コーヒー・・・いやココアが良いか。


††††††††††


「ふぅ・・・。初代、袋ありがとう・・・あれ?」
「ほい」

何時もの服では無く黒いロンTにスウェットに着替えたネロが湯気を漂わせながら出てきた。
その時丁度出来上がった二人分のココアをネロに手渡す。
普段あまりしない初代の行動に驚いたのか固まって差し出されて数秒遅れて受け取る。


「粉、あるとこ知ってたのか?」
「結構探した」


ソファに座った初代に続くようにネロも同じように腰を下ろす。
こうヒマだと色々したくなるのだ。
湯気の上がるココアを一口口にする。久しぶりに飲んだ気がする。


「初代・・・よっぽどヒマだったな」
「あぁ。そりゃもう凄く」


苦笑されて初代は肩を落とす。
静かで、寒くて。なんだか自分だけが世界から切り離されてしまったかのような。
みんなと会う前の事務所を思い出した。毎日そんな所で過ごしていたのかと思うと悲しくなる。


「自分がここに一人で居ると。無駄に広い事務所が・・・怖くなるんだよ」
「初代・・・。でも今は平気だろ?2人だし」


微笑むネロに初代は頷いてココアをまた口に。
“じゃぁトランプでもやる?”というネロに短く返事を返すとぱたぱたとおっさまのデスクに走って行って引き出しを開けるのだった。







気がついたら深夜になっていた。
雨は相変わらずしとどに降っていて。
初代は天を言っても天井だが。

現在ネロは『明日早いから』とすでに部屋に戻っていた。
“自分も寝ようか”とは思ったがまだ睡魔は襲ってきそうになかったためまだそこに残っていた。
2様の帰りが遅い。そろそろ帰ってきても良い頃合だとは思うのだが。


『初代』
「!?」


外から声が聞こえた・・・様な気がした。
初代はすぐ後ろを振り返ってみたが自分の背後にあるのは誰かではなく窓だった。
その窓の外には当然夜の闇だけが広がっているだけだった。


「・・・気のせいか」


空耳だったのか?と首を傾げて正面に向き直る。
そのとき。


『おい、初代』
「!??」


・・・空耳が2回も連続で起こるわけはないと思うが。
初代は遂に立ち上がって声のする窓を開けてみて。
固まった。


「え・・・?」
「スマン、開けてくれないか?鍵をどこかに落としてしまったらしい」


2様がずぶ濡れで立っていた。
恐らく本人はノックしていたのだが雨音にかき消されてしまっていたのだろう、全く気づかなかった。
初代は慌てて玄関の扉を開けてやった。
2様を中に入れてタオルを待ってきて手渡す。


「大丈夫か?びしょびしょじゃんか・・・。ってなにソレ?」
「あぁ。問題ない。・・・これか?」


わしゃわしゃと乱暴に頭をタオルで拭く2様がタオルを頭から離す途端、ぴょんって。

なにかが立った。

思わずソレを指差して開いてみると2様はさも当然といわんばかりに淡々と答えた。


†††††††††††


事務所から約20分歩いた所に行くことになった。
歩くのは少し面倒だったため、2様は珍しくこの辺を走っていた車の荷台に乗せてもらい向かった。
今回の仕事は“変な力を持った悪魔の討伐”だった。
仕事を持ってきた依頼主は“気をつけろ”と何度も念を押してきて。

変な力には少し興味がある。
一体どんな力なのだろうか。

しばらくそんなことをぼんやりと考えながら揺られて着いた場所、そこは広い荒地のような場所だった。
戦いをするには充分過ぎるくらいの広さ。
そして野良猫と思われる猫が沢山住み着いていた。
そのうちの一匹が足元に擦りついてきたので一撫でしてやると気持ちよさそうに喉を鳴らした。

その刹那。目の前の空間に歪みが生じそこから“何か”が出てきた。
それは目にも止まらぬ速さで動き2様の周りをぐるぐると何度か旋回する。
黒い影の様な魂は先ほど擦り寄ってきた猫に狙いを定めるとその猫の中に溶け込んでしまった。

中に入られてしまった猫は一度大きくふらつく。
そして。


『アンタ、誰?』


喋った。
2様はこちらを振り返り地面に座った猫が口を開いた猫に少し驚き、思わず顔を近づける。


「こりゃどういう・・・?」
『ぼくは“グルル”、悪魔だよ兄ちゃん』


それは少年の声だった。
その金色の瞳がこちらをじっと見ている。

さっきの過程を見るにこのグルルという悪魔は“本体が無い”らしい。
元々人間界というのはその名の通り、人間の世界で。悪魔の世界では無い。
当然人間界なのだから、人間が生きる為に在る場所。悪魔はこの世界に来ると大抵は本体、所謂身体を無くす。
それ故にそこらに居る雑魚悪魔は色々な曰くつきの布などに寄生しここでの自分の体にするのだ。
雑魚悪魔は無機物になら寄生することが出来るが、このグルルは違い有機物にも寄生できるやつらしい。


「お前か?最近ここに来て人間を襲っているってのは」
『うん。多分ぼくのことだろうね。で、アンタダンテでしょ?』


2様は立ち上がってリベリオンの柄を掴み背から手に取る。
その動きを見ながらグルルは2様の名を口にする。


『アバズレの息子だかなんだかって聞いたことあるよ』
「ほう。無駄に有名になっているみたいだな。俺は若や初代とは違ってひっそり暮らしていきたい派なんだがな。で、グルル。幾つか質問しても良いか?」


リベリオンを地面に刺して柄尻に両手を重ねて置き仁王立ち。
するとグルルはコクンと頷いて“いいよ”と言った。
喋れるのなら聞きたいことは聞いてしまうのが妥当だろう。


「1つ。何故こんなことをしている?」
『父ちゃんに言われたからー。そろそろお前も一人前になれってさ』


「2つ。この周りに沢山居る猫たちは?以前は居なかった」
『ぼくの力だよ。殺めるって行為は好きじゃないからね。これほぼ全て人間だよ』


2様はリベリオンの柄を持ち。


「最後。その力はお前を倒せば解けるか?」
『だろうね。それか僕がこの人間界からいなくなっても消えると思うよ』


グルルがそう言い切ったと同時に刺したリベリオンを抜き取る。
そこでわざと土を抉るように抜いた。
そのせいで一気にグルルの視界が悪くなる。2様はそのまま勢いに振り上げたリベリオンを高速で振り下げた。

ザンッという音。しかし手応えが無い。
上がった砂埃が引くとやはりリベリオンが地面に刺さっているだけだった。


『ひゅー。危ない危ない』
「・・・ふん。速いな」


2様は少しも傷を負っていないグルルを見て小さくため息をつく。
今日はさっさと終わらせてゆっくりとするつもりでいたのに手ごわいやつとあたってしまった。
全く気持ちの篭っていない、まるでこちらをあざ笑うかのような声。非常に韓に触る。


『じゃぁ、こっちからも行くよ・・・ッ』
「!」


グルルは先ほどまで10M以上もあった距離を一気に詰めると魔力を振り上げた右手に収集すると黒い爪のようなものを生成する。
某人気アニメのシャ●ークローを思わせる。
戦うにはまず相手の力量を知る必要がある。一度受け止めてみようとグルルの爪をリベリオンで受け止めてみる。

爪と刃が当たった途端、変な魔力の気流を感じ咄嗟に後ろに飛び退く。
と同時に、今までは先端だけが曲がっていて鉤爪の様な形だった爪が急に角度を変えて伸びたのだ。
もしあのままでいたら串刺しになっていたことだろう。

力はそんなに感じないが厄介な攻撃だ。
変幻自在と来たか。


『んー。残念。でも良く避けられたね?』


爪をしまってグルルはしっぽを揺らして関心したような声を漏らした。
2様は掠ったのか切れてしまっている頬を撫でて血を拭う。


「すまないな。早々に終わらせたいんだ」


仕方ない。こんな時にこんな敵に使うものでは無いが。
先ほどの動きを見るに速く俊敏であの面倒な武器だ。一気にカタを付ける。

リベリオンを再び地面に刺し胸に手を当てる。そこにある鼓動をしっかりと感じ。
全ての細胞を活性化させ。体の中に眠っている夥しい魔力を解放させ。

魔人化した。

半魔だからできる芸当。スパーダの力。悪魔の力。
俺たちはこれをデビルトリガーと呼んでいる。
抑えきれない赤黒い魔力を放出させたまま立つ2様を見たグルルは。

明らかに怯えていた。

ツンと立っていた耳は垂れ下がり、尻尾も下がって腹に付く形になっていた。
動物というものは感情がわかりやすいから良い。
今までの余裕は微塵も感じられない。


『な・・・なに、ソレ・・・!?』
「説明している暇は無いんだ・・・行くぞ。帰るなら今のうちだぞ」


両腕を前に、グルルの目前に突き出して。
手のひらがら生えているような形になっているガトリングガンのようなものがギラリと光る。

そして、グルルの頭上に飛び立ち


『ぅ、うわあぁぁぁぁっ!』


放った。

常人には2丁拳銃でも無理な連射スピードでグルルに魔力のこもった弾の雨を降らせた。
幾ら素早いグルルでも流石に避けることが出来ない。始めの何発から辛うじて避けていたのだが何度か避けた後に疲れが出たのか脚をもつらせてふらついたのを。
2様は見逃さなかった。


「jack pot!」


時間軸が違っても『ダンテ』の決め台詞は変わらない。
神がかった射撃で一発、グルルの頭を狙った弾は見事に命中した。
勿論、グルルにとりつかれてしまった猫の身体に対してではなく。
中のグルルそのものに。


『あああ”!』


グルルは逃げようと思い、咄嗟に身体を手放したのだ。
2様はこの瞬間を狙っていたのだ。
思惑通り魂のみになったグルルは打ち抜かれた。

命中したのを目視した2様は魔人化を解いて髪をかき上げた。

グルルはまだ魂だけで浮遊していた。
だがしかし力は残っておらず無力そのものだった。


『へ・・・へへっ・・・』
「何だ?早く家に帰るんだな。今なら許してやる」


それでも地面に落ちないようにとスレスレを浮いているグルルが小さく笑った。
2様はリベリオンを背にしまって既に帰る準備をはじめていた。


『アンタ、ツメが・・・あ、まいね・・・』


目だけはグルルに向けて2様は今までとりつかれていた猫が気を失っているのか倒れているのを見てその腕に抱く。
グルルはそれを見ながら続ける。


『少しも思わなかった、の?周りの猫も僕が』


ぴくっ。
2様はそこでハッとし、懐にあるエボニーを取り構えると同時に。


『操れるってことを・・・!!』


今までに周りで大人しくしていた猫たちが一斉に2様に飛びかかってきたのだ。
グルルはわかっていたのだ。
2様は猫を攻撃出来ないということを。

『ダンテ』は皆、同じ想いを胸に悪魔と戦っている。
悪魔が人を傷つけるという行為を憎み戦っていて。決して無差別に殺戮を行っているというワケではない。
だからこの猫も人間ということを知っているからこそ。
例え操られているとしても。

自分が倒すべきは悪魔であり。

人間ではないのだ。

2様は咄嗟にエボニーの銃口をグルルに向けた。
これを倒せばこの猫たちも大人しくなると思ったからだ。

―――しかし。
すでにグルルは死んでいた。


「(確かに今回はツメが甘かったな)」


心中でボヤいた途端。
眼を瞑っていたから真っ暗で何も見えなかったがチクッと首筋に針が刺されたような小さな痛みが襲い。
眼を開くと猫たちはそのまま地面にパタパタと倒れた。
幸いにも首筋以外には外傷は見られなかった、
どうやらこの中の一匹に噛まれたのだろう。

予想外に時間を喰った。
それに小さくも怪我を負ってしまった。

するといままでずっと腕に抱かれていた猫は気がついたらしく目を覚ました。


「にゃー」
「ケガはないか?」


人懐っこいのか逃げようとはせず1度鳴く。
2様は無事な猫を見て微笑み小さな頭を優しく撫でてやる。
しゃがんで猫を地に放つと何処かへ駆けていった。

それを見送ってさあ立ち上がろうとして地面を見た時。


「・・・・・・・・・」


日が陰り背後からの夕日が影を生む。
その影がおかしい。
丁度頭の位置に2つのなにかが生えているような影になっていたのだ。


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


あれだ。
きっとあれだ、戦ったあとだから髪が乱れているんだ。
そうだそうに違いない。
触って治そう。

くしゃ・・・・・・・?

右手になにかが触れた。
それは何時もの髪の感触とは違う・・・なにかもっと柔らかいもの。
コレハナンダ?


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


あ。鏡。
たしか鏡があったはず。
2様はゴソゴソとポケットを漁る。
エチケットとして持っていた鏡を取り出して見てみる。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oh・・・」


カシャン。
鏡が手から滑り落ちた。

なんと大きな猫耳が、生えていた。


後半へ続く・・・。

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あきゅろす。
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