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DMC4 短編
snow children【カイン×ネロ】


フォルトゥナ城近辺。
そこに突然新種の悪魔が現れたという報告が教団に飛び込んで来た。
今日の仕事はネロとカインでその悪魔の退治だ。


「つかなんで毎度フォルトゥナ城なんだ?」
「知らねぇよ。作者フォルトゥナ城好きなんじゃね?」
「違うよ。きっとフォルトゥナ城しか覚えてないんだよ」


一体誰への文句なのか。その答えは神のみぞ知る。
雪を踏み締めながら二人はフォルトゥナ城に向かっていく。

暫く歩くと少し広い場所にたどり着いた。
周りは少し霧がかっていて遠くまでは見渡せない。そして周りには幾つかの柱が立っている。
カインは立ち止まって腕を回した。


「主な出現場所はここだ」
「ならここに出る確率が高いっつうわけか」
「yes」


ネロは腕を組んで仁王立ちしながら辺りを警戒する。
一方カインはアクビをして眠そうにしていた。緊張感の無い上官め。


「んで。その新種ってどんな奴なんだ?」
「新種はデカイ狐みたいなやつらしい。色は緋色で目は銀色だとさ」
「狐…か」


然程興味無さそうに言うカインは手首を回して準備体操。
果たして強いのだろうか。
ネロはひそかに期待をする。


「!」
「おでましだ」


ネロがそちらを見たと同時にカインがパンッと両手を合わせて笑う。
その途端無数の槍みたいなものが霧の向こうから飛んできた。それを二人は容易く避ける。

槍のようなものは雪に刺さると空気に溶かされたように消滅した。

どうやら魔力で生成されているもののようだ。


「ちっ。隠れてねぇで出てきやがれ」
「ネロはここで待ってろ。俺が誘き出す。見えたらすかさず攻撃を頼む」
「了解」


ウインクをひとつ。そして短剣を持ち霧の中に一直線に駆けていった。
ネロはブルーローズを構えて息を殺す。


後から入った情報によるとこの新種に教団員の大半がやられてしまっている。


「ネロ、行ったぞ!」
「…っ!」


霧から出てきた緋い狐の悪魔は辺りの白い背景に引き立てられており、粒子が舞っていて。美しささえ覚えた。
そう、まるで悪魔ではなく…神のような。


カインの合図の瞬間新種がこちらに背を向けていた。
ブルーローズの引き金を。


「貰った!」


新種が…光る。
辺りが目映いばかりの閃光に包まれて。しかし指先に込めた力を突然緩めることは出来ず。


引いた。


パァー…ン。




†††††††††


「…ん?」


カインは目を覚ます。
気が付いたとき、雪の上に倒れており混乱する。
なにがあったか全く覚えていないのだ。

でも自分が倒れていた地点の近くに新種が横たわっているところを見るにすでに戦いは終わっているように見受けられた。
ハッとして起き上がりネロを探す。


「ネロ!ネロー!」


…返事は無い。
まさかネロも同じように倒れているのだろうか。カインは歩きネロの名前を呼ぶ。
すると少し離れた場所にネロはやはり倒れていた。慌てて駆け付けてネロの肩を叩く。


「ネロ…!」
「ぅ…ぅぅ…っ」


意識が戻ったのか呻きゆっくりと起き上がるネロ。外傷は無いか体を見……え?


「…っでぇぇええ!?」


なんとネロが。


「?」


子供になっていた。
今まで着ていた服ごと小さくなっており身長はだいたい小1ぐらいか。
きょとんと小首を傾げるその仕草は凶器そのものだ。


……ナンテコッタイ\(^p^)/





はたしてネロとカインの運命はいかに!



→続く、かもしれない。



††††††††††

はい。
中途半端でごめんなさい。
多分続くと思います。

ショタネロたんって笑顔で人を殺せると思うんですよw
だって元があんなにも可愛いんだもの!!


ここまで読んでくださりありがとうございました。





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