NOVEL
3
ただでさえオレの身体はアイツによって、ウシロの刺激だけでイケるようにされちまったんだ。
毎回毎回セックスのたびにケツだけでイカされる。
それも複数回。
今では多分マエだけじゃイケねぇ。
男の自分が組み敷かれ、ありえない所に野郎のブツを挿れられて、感じてヨガって触ってもねぇのにチンコ勃ててイっちまう。
それって肉体的にも精神的にもかなり負担がでけぇんだぜ。
だってそうだろう?
男同士のセックスでは、どうしたって受け入れる側の方がリスクがでかい。
本来受け入れるようには出来てねぇ場所に男のブツを、それも人並み外れたデカさのアイツのを挿れられるんだ。
かなり時間をかけてソコを解しても、入ってくる瞬間はどうしたって違和感を拭えない。
時には我慢出来なくなったアイツが解し足りねぇのに突っ込んでくる事もある。
あれはかなりしんどい。
孔の入り口が傷付いて出血した事もある。
でも正直、オレはソコでメチャクチャ感じてしまう。
ソコでの快感がデカすぎるだけに、終わった時の疲労感もそりゃあ半端ない。
そのうえアイツは毎回必ずオレのナカで出す。
それも数回分。
中出しされたアイツの精液は、事後もかなりの量オレのナカに残ったままだ。
アイツとのセックスを覚えたての頃、中出しをそのままにしたまま眠っちまって大変な目にあった。
後で知ったが、ナカにあるソレは掻き出さなけりゃならないらしい。
毎回毎回セックスの度にめんどくせぇ。
でもアイツは絶対オレのナカで出してぇって言うし、実はオレもナカに出されるのが好きだったりする。
最奥に熱い迸しりを感じただけで、すげえ気持ちよくてオレもイっちまうくらいだ。
だからオレ達のセックスでは中出しが当たり前。
その代わり、アイツが責任持ってソレを処理する。
それが二人の暗黙のルール。
大抵感じすぎて意識を手放しちまったオレが眠ってる間にやってくれる事が多いが、意識がある時のその行為はハッキリ言って居た堪れない。
アイツの指が後孔からオレのナカに挿ってきて、ナカにたっぷり出されたソレを軽く曲げた指で掻き出していく。
その感覚とソノ場所から聞こえてくるくぐもった水音がやけにヤラシく聞こえて恥ずかしいオレは、ひたすら目を閉じて終わるのを待つ。
口を開くてナンか変な声が出てしまいそうで、唇を噛み締めて必死に耐える。
それなのに、アイツは掻き出しながらもわざとオレの弱い所に触れてくる。
指の腹で押すように触られたり、少し強く突くように刺激されて、我慢出来ずにオレの口から声が漏れる。
ソレにまたアイツが興奮して、そのまま更に数ラウンドの延長。
全く処理にもなにもなりゃしねぇ。
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