ダイヤのA
大掃除(全員)
「あーあ、今年も終わりかぁ。」
今日は、部室や道具に一年間のお礼をこめて、大掃除をする日だ。もちろん、マネージャーだけでなく、選手たちも参加している。
御幸「おぉっ!部室からエロ本発見ー♪」
倉持「ひゃはっ!なかなか可愛いじゃねーか。」
こいつらは・・・。
川上君や白州君は、必死で窓を磨いている。この寒い中、手が真っ赤だ。
「二人とも、寒そうだからこのゴム手袋使って。あと、窓ガラスは雑巾じゃなくて、新聞紙で磨いてねー。」
川上「おぉ、ありがと。」
白州「どうも。」
素直にお礼を言う二人。なぜだろう、当たり前のことなのに、すごく嬉しい・・・。
前園「おい、マネージャー。このゴミはこっちでええんか?」
「良いけど、このペットボトルは一緒に捨てちゃダメ。」
前園「こいつの存在すっかり忘れとったわ。ありがと、マネージャー。」
今日は、本当によくお礼を言われる。女子力高くてよかったー。
春市「先輩!えーっと、このマシンってどうやって磨けばいいんですか?」
「あ、これはねー、こんなふうに磨くんだよ。」
春市「わかりました。ありがとうございます!」
かーわーいーいー。なにこの子。とか、思いながら、横目でちらっと、サボり二人組をみる。いつのまにか、けんかしてるし・・・。
御幸「いや、この娘がこの中で一番かわいいっしょ!」
倉持「やかましい!御幸てめぇ、自分が眼鏡だからって、眼鏡っ子を持ち上げんな!ぜってー、この娘が一番だ!!」
どっちでもいいよ!それより掃除しろよ!!・・・あの二人はほっとこう。ふぅ。それより、今は掃除に集中だ・・・
「こらー、そこの沢村!丁寧に拭け!乱暴に扱うな!!降谷はストーブで一人だけ暖まるな!」
言われた瞬間びくっとなる二人。あわてて掃除にとりかかる。
「そこの乾拭きA班!終わったら、水拭きB班の援護!」
「おら、そこの御幸と倉持!さっさとそのゴミ捨てて来ーい!!」
金丸「・・・なんか、マネージャー性格変わってね?」
東条「俺、初めて呼び捨てされた。」
「こら!そこの部員たちサボるな!!」
金丸・東条(びくっ!)「っはい!!」
御幸「あんなにはりきって・・・。」
倉持「あぁ、あいつ毎年ああだもんな・・・・。」
御幸・倉持「・・・掃除の鬼だ/だよな。」
「あぁ゛!?何か言ったかおい!!」
御幸・倉持「!!いや、何も言ってません・・・。」
「だったら、早く掃除とりかかれ!御幸は箒、倉持は、ちりとりだ!」
部員(あぁ、今年ももう終わりかぁ・・・。)
(「こうなったら、徹底的に満遍なくやりつくすぞー!!」)
部員(はぁ・・・。)
#あとがき#
オチも決めず書くと、こうなる!!もうそんな時期かぁ・・・。
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