新小説
ングトゥーヴス
山や川を覆う程の黒き巨体を持つ邪神。
空間を破り現れたが、燃え盛る木の枝のようなものに全身を拘束され、本体は身動きが取れないでいる。
しかし、焼き尽くされずに再生した身体の欠片一つ一つが巨大な魔物の姿を取り、世界を阿鼻叫喚の地獄へと変えた。
その正体は、かつてクロ-エカルラートと共に別の世界から来会し、旧世界を滅ぼした邪神。
クロ-エカルラート曰く、様々な神性の集合体で思考能力はほぼなく、世界を崩壊させるという本能のみに突き動かされている。しかし、核となった神は元々それなりの知性を持ち合わせていた。以上な不死性と再生力を備え、絶えず成長しているので、クロ -エカルラートが封印を解いてこれを開放すれば、その身体は瞬く間に膨れ上がり、世界を飲み干す。
現在はクロ-エカルラートにより、旧世界と新世界を隔てている次元に封印され、彼女の力で拘束されつつ絶えず焼き付くされており、クロ-エカルラートの力が弱まったり、次元のバランスが崩れた時などに新世界に姿を現す。
旧世界は既にングトゥーヴスの欠片で溢れており、それはノーデンスと、彼率いる軍勢によって絶えず刈り取られている。
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