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星の物語-Novel-
お母さんと呼べる日
私がハルト君の家で暮らす事になってニ週間。

未だに『幸せ』と呼べるのは何なのかわからなかった私は少し焦っていたのかもしれません。

けど私は家事をたんたんとこなせるようになってました。

自称ではなくハルト君が誉めてくれたんですよ?

そして…毎日が楽しかった。

焦りはあるけれど、有り余って楽しかった…

でもそんな時に…悲劇が起こりました。
ハルト君のお母さんの容態が急変したんです。

「母さん…しっかりしてよ…ねぇ…!」
ハルト君のあんなに必死な姿を見るのは初めてでした。
「僕を一人にしないでよ!もう寂しいのは嫌なんだ!だから…だから…!」
「ハルト君…。」
彼にかける言葉が見つからなかった私は…ただ立ち尽くすのみでした。
「春人…ごめんね…。お母さんは…もう一緒にいれないみたい…ね…」
「そんな…お母さん…!」
「それ…から…ロゼッタさん…いえ、ロゼッタ…こっちに…」
急に呼ばれた私は少し驚きました。
「…?…はい…」
「まだ…少し…しか一緒に過ごしてないけれど…娘のように思って…」
「むす…め…?」
「我が子のように…思ってるわ…」
「…私は…その…えっと…」
思ってもみなかった言葉に、私は戸惑いました。
「最後に…お母さんと…呼んでもいいのよ…」
「あ…え……お…お母…さん…」
「あぁ…私は息子と娘に…みとられて……幸せだわ…。あなた…もうす…ぐ…。」
そう言うとお母さんは息を引き取りました。
「母さん!かぁさああぁぁぁんっ!」
ハルト君の叫びが…ただただ部屋に響いてました。

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あきゅろす。
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