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星の物語-Novel-
居候
とりあえず一日泊まったロゼッタだけど…
そのあと真剣な顔で言ったんだ。
「ここに住ませて」って。
僕の一存じゃ何とも出来ないから、母さんに聞きにいったんだけど…
…答えは…二言だった
「いいんじゃない?賑やかになるし」と。

一体何を考えてるんだか…
元々母さんは体が弱いから殆ど寝たきりだし、僕も家事やら読書やらでお世辞にもかまってあげてるとは言えないけど…
寂しかったのかもしれない…
そう思うと反対は出来なかった。
「ねぇ、ロゼッタ?」
「うん?何?」
「この家に住むって事だけどさ…」
「あ…やっぱり駄目だった?」
「ううん、いいってさ。けど…」
「けど?」
「僕としては、家事の手伝いしてほしいんだけど…」
「住まわせてもらうし、それくらいはするよ〜…家事苦手だけど…」
(家事苦手なんだ…)
「ま…まぁ追々出来るようになるんじゃないか…な…」
「そ…そうかな?」
ロゼッタは自信無さげに苦笑いしていた。
何故かその苦笑いしたロゼッタが可愛く思えた。

こうして、先行不安な新しい生活が始まった訳で…
一体どうなっちゃうんだろう?

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