[携帯モード] [URL送信]

星の物語-Novel-
File No.8 白衣の男
-XX高等学校 科学教室-
「キッヒッヒッ…やはり人の死ぬ瞬間というのは気持いいのう…」
暗がりに怪しく佇む白衣の男性。
「グフ…ぞうですね先生。」
白衣の男の後ろに立っている太った男。
「なぁ…XXX君。私はね、思うんだよ」
「グフ?」
「罪というのは…何を根拠に罪というのかね」
「ん〜…おでにはわがんないです…」
「少しは考えたまえ…」
はぁっ…と溜め息をつく白衣の男
「よいか?『罪』というのは人によっては『罪』ではない、ということなのだよ」
「んむ〜…」
首を傾げる太った男
「そして、『罪』を裁く『罰』は人によってその『罰』が『罪』に見える、という訳だよ」
コッコッコッと歩きながら話す白衣の男。
「だから、だ。私達がしている事は世間では『罪』であっても私達にとってはただの『娯楽』なのだ。わかるかね?」
「ふぁい。なんどなぐ」
「よろしい。そろそろ次の獲物を決めようか。次はもっと無惨に…ね。キッヒッヒッ…」
白衣の男は机の引き出しから『銀色に光るナイフのようなもの』をだしニヤッと笑った。
「だ…だのじみでずね先生…♪」
「キッヒッヒッ…。神崎千春…メインディッシュまであと少しだ…」
「先生。次はいづでずがね?」
「ふむ…明日にでもしようか。」
「楽しみだなぁ…」

そこで会話は途切れた。

[*前へ][次へ#]

10/19ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!