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星の物語-Novel-
File No.3 転校生来る
もうすぐ夏休みが始まる時期、うちのクラスに転校生が来る事になった。
ま、どうせ大した奴じゃねぇんだろうけど。

あ、紹介が遅れたな。
俺は早乙女 裕ってんだ。
と、担任がきたな
「全員席に着けー。」
「もう着いてるって〜の。」
反論したコイツは俺の親友の上田啓二(うえだけいじ)。
「反論せんでいい!今日は転校生が来るぞ〜。」
「知ってま〜す。男の子?女の子?」
転校生に興味津々なコイツは香坂凛(こうさかりん)
まぁ一応俺のよく遊ぶグループの一人。
「転校生はなー。女の子だ。入ってこ〜い」
は。だらだらした担任だよなぁ、ほんと。
お?入ってきた…
「XX県XX高校から来ました、神崎千春です。よろしくお願いします。」
…やべ。超好み…
「おい裕!お前のストライクゾーンなんじゃね?(笑)」
啓二が話かけてくる
「う…うっせ!ほっとけよ!」
「おいそこ黙れ!席は…そうだな。早乙女の隣が空いてるな。」
「はい。」
「早乙女ー。可愛いからって意地悪するなよ?」
「しねぇよ!!」
…ったく…俺を何だと思ってやがる…
「よろしく、早乙女くん?」
「ん?あぁ、よろしく」
そんな挨拶しかしなかったが、実際顔を見づらい…

好みな娘とは話にくいし、ちゃんと顔を見る事すらきつい。

ま、そんなこんなで一日は過ぎる訳ではあったが…。
このあと起きる事件を知る奴は誰もいるわけがない。

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あきゅろす。
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