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星の物語-Novel-
夏休み目前編
もうすぐ皆が待ち望む夏休みが始まる。
無論、ガーディアンとて例外ではなく、長期休暇をとる人も少なくない。
「あ〜…もうすぐ夏休みだぁねぇ〜」
机にだら〜…と寝ながら言う金髪の女の子
「…だらけるのは始まってからにしなよ…アリーシャさん…」
横からしっかりとした事を言う赤髪の女の子
「全くですよ(´・ω・`)」
後ろの机で何かをいじりながら賛同する赤髪の女の子
「…何してるのエル…」
「超合金製マガス・マッガーナのプラモです。実弾装填可能な物に仕上げようと…」
「いらんことしなくていいの!」
「あー…」
取り上げられた。あっさりと。
「テルちゃんは真面目すぎるんだよー…リラックス、リラックス〜…」
「アリーシャさんはだらけすぎ!」
パンッ!
「いたっ!ハリセンで叩くなんて?!」
「え?私じゃないよ?」
「姉さんはだらけすぎなのです」
いつからいたのか、テルルの横に立つ黒いキャストの女の子
「…ノワは私とテルちゃんのどっちの味方なの!」
「マスターです」
「あっさり言われましたねアリーシャさん(´・ω・`)」
「…うん」
「あ。せんせーきたよ。」
「我が妹ながら何をしてるのだか…」
教卓で呆れるのはアリーシャ達の兄にして、国語教師かつ担任のヒューマンの男性、ファイゼル。
「兄さんは真面目すぎます。」
「アリーシャみたいにだらけた私は見たくないだろう?」
「…ファイゼルさんがだらけるとか想像できないねぇ」
テルルが賛同する
「ですね(´・ω・)b」
エルルも賛同。さすが姉妹
「あ〜…で、兄さんは何か配る物あるんじゃないの?」
「お年玉かっ!」
一番端の席に座っていたのは黒いキャストの男性。
「黙れ下郎<ルシッド>貴様はクラスが違うだろう」
「いいじゃんもうすぐ夏休みだしよ」
「まだ始まってませんよ。HR始まるからきなさい」
「うお?!モニカせん…いてぇ!頭を掴むなぁ!」
ルシッドのクラスの担任、モニカ先生。
担当教科は保健、まだ独身。かなりの人気者でもある。ちなみにスリーサイズは…
「おだまりなさい♪ナレーションの分際で♪」
(…はい)
「やっと静かになったな。じゃあこれを後ろの人に回せ。」
「…回せなんだ」
ボソッとアリーシャが言う
「何これ?夏休みの旅行?」
「そのようですねテルさん」
「せっかくの夏休みだ。皆で出掛けるのも悪くないだろう?予定がある者は無理に参加しなくてもいい。最後の夏休みの思い出作りだ」「なるほどー」
一同が納得する
「ちなみに他のクラスも同様の手紙は渡っている。誘い合うなり好きにするといい」
「は〜い。兄さん質問〜」
「なんだアリーシャ」
「テルちゃんとエルは拉致っていいよね?」
「ちょ…拉致て」
「人気者ですねテルさんは。」
「いいぞ」
「先生も了承しないで!」
「わ〜い。テルちゃんとエルと一緒〜♪」
「暑いから抱きつかないで!あと恥ずかしいから!…ってエル離れてるし!」
「ニュータイプの勘です」
「意味わかんないし!」
「あ、あとハセはこないよね?兄さん」
「無論だ」
「ちょ〜っと待った〜!」
「「待たない」」
「待ちません」
アリーシャ、ノワール、ファイゼルが揃って言う
「少しは待てよw俺も無論行くぜ!」
「くんな変態!」
ドゲシッ!
「先生にむかってそれはないだろ!」
「たかだか奴隷の分際で私に意見するとはね〜いい度胸じゃん?」
「アリーシャさん落ち着いて!」
テルルの制止も虚しく、アリーシャは戦闘体制に…
「テルちゃん。私は貴方の為にアイツを滅ぼすの!だから許して!」
言いつつハセヲと思われる物に蹴りをいれる
「今日は!今日こそは負けないぜ!」
「あんたって人はぁぁぁっ!」
いつの間にか剣で戦う二人
「生徒の分際でぇぇっ!」
「奴隷のくせにぃぃっ!」
激しいつばぜり合いが続く
「暑苦しいから戸を閉めるか」
「ですね、先生(´・ω・)」

閉められた戸の向こうで激しい戦闘音が聞こえてくる
「…!」
「…!…!!」
声はよく聞こえない
「後片付け大変そうだなぁ…」
「マスターの手は煩わせません」
「そう?ならいいんだ〜」
「それじゃあ各自あとは自由にしろ。」
「はーい」
「私は寝るから、起こすなよ。男は起こすな。起こしたら斬る女性なら起こしてもよし。」
「駄目だこの教師…」
落ち込むテルル

一方…戦闘はまだ続いている。

「夏休み前だから楽しいのかなぁ…やれやれ…少し寝よ…」
そうしてテルルは眠りに落ちた。


尚、戦闘はアリーシャが勝ったらしく、首だけ埋まったハセヲが見つかったのは言うまでもない…
<夏休み編に続く>




※あとがき※
アリーシャ「いや〜…初の続編ですか〜」
ファイゼル「というか私はいつから教師に…」
ノワール「似合ってるから」
ルシッド「俺の出番少なくね?」
他三人「いいえ」
ルシッド「えー…」
アリーシャ「では次回にまた会いましょう♪」
ノワール「またです」

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