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星の物語-Novel-
初夏編
気温も暖かくなり、季節は春から夏へとうつっていく中。
今日もだらだらと過ごすアリーシャ。
「あ〜…づ〜…い〜…」
「毎日それですね…」
横からアリーシャのパートナーマシナリー(以下PM)ふゆほたるが言う。
「だってぇ…」
「たまにはご友人とお出かけなされてはいかがです?」
「…暑いから却下は駄目?」
「理由になってません」
「ケチ…」
そんなやりとりを朝からして、結局出掛ける事に。
最愛のテルちゃん(アリーシャ談)を誘って(拉致)。
「う〜…せっかく寝てたのにぃ…」
寝癖がちゃんととれてないテルル。
「いいじゃん暇なんだし。たまにはデートに付き合ってよ。」
「せめて寝癖くらい…」
「そのままでも可愛いからいいの!」
「…可愛くないから…(゜Д゜)」
「機械が喋る事かぁ!」
「機械じゃないし!」
「抵抗するんじゃない!いっちゃえよ!」
「え…」
「いや〜…昨日ガン○ムF91見ててさ」
「ガンダムはあんまり…」
「あ、着いた着いた。」
「?なにここ。やけに涼しいね?」
「ちょっとバータ乱射をし…」
「え…?」
「いや〜…あまりにも暑いからさ…」
「まだ初夏だよ…?」
「暑いものは暑いの!」
「はいはい…で?ここで何するの?って…」
「zzz...」
いつの間にか寝息をたてるアリーシャ
「…」
黙るテルル。
「どうしよう…置いてく訳にもいかないしなぁ…」
「あ…ごめん…寝ちゃった…」
ふと起きるアリーシャ
「疲れてるんじゃない?少し休む?」
「でもテルちゃんと一緒にいたいし…」
「大丈夫だよ。何処にも行かないから」
「…じゃあ…膝枕して?」
「はい?」
「ひ・ざ・ま・く・ら」
「聞き間違えじゃないし…」
「駄目だよね…」
「仕方ないなぁ…今日だけだよ?」
「いいの?」
「地べたで寝させるのもね…」
「ありがとう…じゃあおことばに甘えて…」
言いながらテルルの膝に頭をのせ、眠りにつくアリーシャ。
「さて…布団がいるなぁ…持ってきてもらおう…」
「布団ですかマスター?」
「え」
「お持ちいたしました」
どこからか現れたNOIR。
「いつきたの…?」
「つい先程。」
「まぁいいか。とりあえずありがと」
「はい。では失礼します」
そして去っていったNOIR。もう姿は見えない。
「…はや」
そしてまた二人っきりの時間。
「余程疲れてるんだなぁ…全然起きないや」
テルルの言う通り、全く起きる気配のないアリーシャ。
「あ…」ふとテルルが何かを思いだしたように呟く
「思えば二人っきりってあんまりないなぁ…」
「う〜…」
「…あれ?泣いてる…?」
「…一人は…やだ…」
「強がっててもまだ子供なんだなぁ…」
さらっとアリーシャの髪を撫でるテルル。
そして子供に言い聞かせるような優しい口調で言う
「大丈夫。一人じゃないよ…。」
「…。」
聞こえているのか、アリーシャの涙はとまっている。
「いつもと逆の立場だなぁ…」
そしてそのまま時間は過ぎていった。


これは後日談だけれど、アリーシャが起きた後、テルルは足が痺れてたそうな。



-あとがき-
ア「今回は二人のみな小説ですね」
ノ「私もいますが?」
ア「いつの間にかいてすぐいなくなったじゃん」
ノ「姉さんの為です」
ア「ありがとう。出来た妹だね♪」
ノ「照れます」
ア「しかし、前回の予告は実現しなかったね」
ルシッド「当たり前だぁ!」
ア&ノ「なんかきた」
ル「何か!?」
ファイゼル「失せろ下郎」
ル「びゃああうまいいぃぃぃ!」
ア「はい、今回はこの辺で〜」
予告
突如ファイゼルに斬られたルシッド。
起きる気配もないまま過ぎる時間。
このままルシッドは死ぬのか。
ルシッドの運命やいかに。
次回、血塗られた世界の中で。

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あきゅろす。
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