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星の物語-Novel-
Aliciaの日常#5
今回は一番多い、一人旅の時のお話。

アリーシャは自分の事となるとかなりのめんどくさがり屋。
なので何処か行きたい所が思い浮かばない時は今の装備でそのまま出掛けていく。
「ご主人様。今日のご予定は…?」
「ん〜…」
「…まだ寝てますか」
約束がないとどうにも動かないのが特徴な彼女。
パートナーの「ふゆほたる」も手がつけられない程寝起きは悪い。
…人には言えない程に寝起きは最悪らしい(ふゆほたる談)
「仕方ない、昼あたりに起こすとしますか…」
「ん〜…むにむにゃ…」
「一体どんな夢を見てるのでしょう…」
「テルちゃ〜ん…」
「またテルル様ですか…」
「ルイス姉様〜…」
「…ルイス様まで…」
「エルちゃ〜ん…」
「……内容がもはやわからないので放っておきましょう…」
「…何で…」
「…?」
振り返るほたる。
「…何で一人になるの…」
「…これは起こした方がよいですね。ナレーションの方にこの先は聞かせられませんから」
…え?ナレーションってこの文章?
「はい。暫くお待ちください」






……そろそろよさそうですね
「どうぞ。」
「…ほたる?誰に話してるの…?」
「何でもないです」
「そう…?じゃ、少し出掛けようか」
「了解いたしました」
「んじゃまぁ、行こうか〜」

-惑星パルム 野営基地-
「懐かしいですね」
「何となく来たくなったのよ」
「遺跡ですね?」
「ラガンだよ?」
「…何故に」
「ん〜…ノリ?」
「はぁ…」
やることがなくなるとノリで動き始めるのも彼女の特徴。
無論ノリで行った先は…
「…つまんないや」
「仕方ないですよ。」
こうなるわけで。
「帰って寝ようかな…」
「また寝るのですか?」
「次はほたるも一緒に寝るのよ?」
「…」
結果としてほたるとほぼ一日一緒にいる時間が多い訳で。
一日はこうして過ぎていく…

アリーシャがもう寝てしまったので、今回のお話はここまで。

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