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星の物語-Novel-
幸せを乱す者
疑問と悩みを抱えつつも、幸せな日々を過ごしていた。
そう、奴が現れるまでは…
奴は私自身なのかもしれない
直感でそう感じた

ある任務中…急に奴は現れた

仲間を半死半生にして消えていった…

私だけが無傷…
何故なのだろう…

仲間は皆、私を見たと言う…
外見こそ多少違えど、仕草、癖、話し方…そのどれもが私そのものだったという…

俗に言う「ドッペルゲンガー」なのかもしれない

何度か会うとその者は死ぬというが…
家族を守る為なら奴の正体を突き止めねばならない

この命に変えても…

その日から私は家族とあまり話さなくなった

シャーロットととも、アリーシャとも、ノイアとも…

ファイゼルはタクトと長期任務に就いている

会っても話しづらいが…

思えばアイリスともろくに話していない…

全て奴が現れてから…

…待て。

アリーシャとは誰だ…?

いつからいた…?

皆何も言わないが…

アリーシャの出産に立ち会ったか…?

思い出せない…

これも奴のせいなのか…?

私は…

私はどうすればいい…


…今日はもう寝よう

ひどく疲れてしまった…

明日は皆と話そう

まだ幸せが潰えた訳ではないのだから…

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