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小説
蛇家のキャンプ3(MGS)

今回はMGS3キャラで無線のやりとりをしてもらいました。
といってもキャンプの話の始めのメンバーですけど。
メンバーの中にヒロシがいないのは私の都合です。

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《人物設定》の更新

【ネイキッド・スネーク(ビックボス)】
蛇3兄弟の父親。食べるの大好き!なんでも食べる天然おバカさん。腹黒い面もあり。
【パラメディック】
ネイキッドさんの任務の時衛生管理を担当する医者。やかましいと言われがち。
【ゼロ少佐】
とても偉い人。イギリス出身。イギリスをこよなく愛している。アフタヌーンティーはもちろんかの有名なイギリスのスパイ映画も大好き。イギリスの事を話し出すと止まらない。

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トゥルルルルル…トゥルルルルル…ガチャ

「少佐。ソリッドを確保した」

<よくやったぞ!スネーク!>

「次はリキッドを確保する」


ソリッドを確保した俺は少佐に連絡を取っていた。
言うまでもなく、それまでに空腹に負けてつまみ食いを満腹になるまで食べた後だったが…うん、大丈夫。少佐にバレるはずがない。
そう思いさっさと無線を切ろうとしたが―――、


<そうしてくれ、と言いたいのはやまやまだがその前に聞きたいことがある>

「なんだ?」

<…無線を切ってから何をしていたんだ?>


どうやらゼロ少佐は無線を切るのを許してくれないようだ。
しょうがない、適当に誤魔化すことにする。


「もちろん任務だが?」

<4時間もかけてか?>

「あぁ」

<………>

「…本当だぞぉ」

<……>

「…少佐。いくら夕飯前だからって俺が任務中に任務のこと忘れて食事をするわけ無いだろ」

<うそ!スネーク、あなたスネーク・イーター作戦の時、時々任務の事忘れて食べる事ばっかりしてたじゃない!>

「パラメディック!?」


何故かパラメディックが無線に乱入してきた。
言わなくていい事を!


<何!?そうなのかスネーク!お前が食べたのか!?>

「何を!?俺はつまみ食いしかしてないぞ!」

<!食べていたのか!>


自爆した。


<私がどれだけ楽しみにしていたか…!>

「だから何を!?ツチノコか!?アレなら灰になってしまったぞ!([蛇家の昼食]参照)」

<何!?ツチノコまでも食べていたのか!!>


更に自爆した。


<君という男は…!>

「だから何の事だ!?」

<もぅ少佐にスネーク落ち着いて!>


ようやく事態を収束するためにこの騒ぎを止めに入ったパラメディック。
だが、実際はパラメディックがこの騒ぎを起こす原因を作った張本人なんだが。


<少佐、さすがにスネークでも無線越しにこちらの物を食べるなんて出来るはずがないじゃないですか>

<…そう、だな>

「?どういう事だ?」


そういえばさっきから妙だ。
ゼロ少佐は何か大切なもの(ツチノコ以外)を俺に食べられたような言い方だったし、パラメディックが言った事も気になる。
何かあったのか?


<スネーク、あなた無線の相手の側にある食べ物を無線を通して食べる事ができる?>

「なんだそれ??何かの暗号か?そもそもどうやって目の前にない物を食べるんだ?」

<超能力とか!あと瞬間移動!>

「まさかぁ!映画でもあるまいし」

<じゃあスネークはできないの?>

「当たり前だ」

<…そう、残念ね>


何が残念なんだ?
パラメディックは俺を宇宙人かなにかだと思っていたのか?


「それよりも…」

<ぁあ!そうだったわね。実はスネークが私たちの所から出て行った後、少佐のスコーンが何者かに盗まれて無くなっていたのよ>

「だから少佐、荒れているのか」

<もぅ大変だったのよ。「誰だ!私のスコーン食べたのは!?」と叫んで大騒ぎ!>


なるほど。
少佐と会話が成り立たなかったのはこの事があったからか。


「少佐、今の会話を聞いただろ?俺はやってないぞ」

<…うむ。確かに食べ物だからといって君を犯人だと結びつけるのは良くないな。私が悪かった>

<そうね。私も食べ物絡みだから少しスネークを疑ってたわ。ごめんなさい。スネークにだって理性があるもんね>


二人とも謝っているつもりだろうが酷い言いぐさだ。
まるで俺が食べる事しか脳がないみたいじゃないか!
特にパラメディックは俺に理性がないと言っているも同然だ。


「…もういい。任務に戻る」


俺はどうやら息子に尊敬されてない上に仕事仲間にも信用されてないようだ。
その事実に少し、というかかなり落ち込みながら俺はリキッドの部屋に重い足取りで向かった。


  …to be continued.

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