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小説
蛇家のキャンプ2(MGS)

ソリッド君攻略編!
なぜか文として書くと思っていたより長くなっちゃいます。

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《人物設定》

【ネイキッド・スネーク(ビックボス)】
蛇3兄弟の父親。食べるの大好き!なんでも食べる天然おバカさん。腹黒い面もあり。
【ソリッド・スネーク】
蛇3兄弟の末っ子。リキッドと双子。冷たいようで優しい。ダンボール箱大好きさん。
【ゼロ少佐】
とても偉い人。イギリス出身。イギリスをこよなく愛している。アフタヌーンティーはもちろんかの有名なイギリスのスパイ映画も大好き。イギリスの事を話し出すと止まらない。

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トゥルルルルル…トゥルルルルル…ガチャ

<スネーク。ターゲットを確認したようだな>

「あぁ。ちょうど一人のところだ」


俺はあの会話の後すぐに家に帰り、任務を遂行する事になった。
ちょうど夕飯前の時刻だったからな、ソリッドが台所で夕飯を作っているようだ。


「今からターゲットを捕獲する」


そう無線でゼロ少佐に伝えると、俺はゆっくりとソリッドの背後に近づき―――、


「ソリッド!」

ガバッ

「なっ!?」


思いっきり抱きついた。


「なに抱きついてるんだ!」

「親が子を抱きしめてなにが悪い!」

「客観的に自分を見ろ!いくつになってると思うんだ!」


すぐに俺を引きはがそうとするソリッド。
だが、引きはがされるわけにはいかない!
素直じゃないソリッドにはハグして説得することが絶対条件!
スキンシップが苦手な彼を相手するにあたって、これをやるのとやらないのとでは天と地の差がある。


「ソリッド、家族でどこか出かけないか?」

「…なんだ?スキーでもしたいのか?」

「んー」


その事をふまえた上で抱き締めたまま尋ねてみると、流石のソリッドも少し抵抗するのを止め話に食いついてきた。
そして、彼はちょうど今は冬だし俺がスキーに行きたいのだと考えたようだ。
だが、実際は違っているので俺は曖昧に応え笑って誤魔化すことにした。
本当のことを言うよりそう思ってくれた方がこちらとしても都合がいい。


「悪いが俺はあんたほど暇じゃないんだ。他をあたってくれ」

「…そうか。家族みんなで行きたかったが、…無理か」

どうやらスキーだと勝手に勘違いしてくれたらしい。
好都合、それに断ることは想定内だ。
冷たい言葉には慣れているが、わざとらしいくらい悲しんで見せた。


「父親らしいこと何一つしてあげれなかったから…せめて家族として、息子達に喜んでもらいたいと思ったんだが…」

「……」

「そうか、…パパと出かけるのは嫌か…」

「…………」


さすがにバレるかと思ったが、どうやらソリッドは本気で罪悪感を感じている様子。
もう一押しか…。
それまで抱き締めていた腕をほどいて、ソリッドからそっと体を離した。


「…すまん。…迷惑、か」

「…………行くなら…」

「?」

「…行くなら俺にはともかく他人には迷惑かけるなよ」

「……?」


ってことは、つまり――――…、


「…一緒に行ってくれるのか?」

「………」


自分でも今さっきまで半泣きだった顔が一気に明るくなるのを感じた。
無言だったがこの場合肯定ととらえるのが常識。
こみ上げてくる感情を表すようにまた勢いつけて―――、


「ソリッド!」

ガバッ

「!」


抱きついた。


「離れろ!!」

「んー?」


ソリッドが何か言っているが聞こえない振り聞こえない振りっ。
本当うちの息子は素直じゃないな〜。
顔がにやけるのはしょうがないというものだ。
こんな優しい子に育ってパパは嬉しいぞ!





その後、調子に乗ってなでくり回していたら回し蹴りされました。
…正直痛い。


  …to be continued.

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あきゅろす。
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