小説
蛇家のキャンプ(MGS)
今まで〈蛇家〉は一応一話完結でしたが、〈蛇家のキャンプ〉は戦闘を入れた長めの話になり一話完結しません。
MGSだし戦闘いるかな〜と思ったすえです。
だからいつもよりつまらない物になってます。
それでも、〈蛇家〉のテーマは『楽しくほのぼのした蛇達』なので殺伐した戦いにはしません。
馬鹿っぽくするつもりです。
長々と書きましたがそれでも良かったら見て下さい。
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《人物設定》の更新
【ネイキッド・スネーク(ビックボス)】
蛇3兄弟の父親。食べるの大好き!なんでも食べる天然おバカさん。腹黒い面もあり。
【パラメディック】
ネイキッドさんの任務の時衛生管理を担当する医者。やかましいと言われがち。
【ゼロ少佐】
とても偉い人。イギリス出身。イギリスをこよなく愛している。アフタヌーンティーはもちろんかの有名なイギリスのスパイ映画も大好き。イギリスの事を話し出すと止まらない。
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トゥルルルルル…トゥルルルルル…ガチャ
<聞こえるか?スネーク>
「あぁ、聞こえる」
<わかっていると思うがこれは極秘任務だ。くれぐれもばれることのないようにな>
「そこまで腕は鈍っちゃいない」
<だが、今回はそうも言ってられないだろう?なんせ捕獲するのは君の息子達だからな>
「まぁ、そうかもしれないな」
<もう一度言うが出来るだけ彼らの行く事に対しての同意をとるんだ。移動中に暴れだしたら困るだろう?もし無理なら気絶させてでも連れてくるんだ>
「…了解した。今から任務を開始する」
キャンプ。
それは普段とは違う父親を子供に見せるためのもの。
そこでたくましい父親を見て子供は父親に尊敬し憧れるとか。
それを知ったのはパラメディックの発言からだった。
「スネーク。あなた普段食事はどうしてるの?」
「どうしたんだ?急に」
「だって、任務の時あなた蛇やらワニやら食べるばっかりしてたでしょう?だから医者としてこれでもあなたの普段の食事も気にしてたのよ?」
「普段は息子が作ってくれているが?」
「毎食?」
「あぁ、うまいぞ!」
それを聞いたパラメディックは俺を一目見るとおもむろに口を開いた。
「スネーク。あなた息子さんに尊敬されてないでしょ」
「!」
何故バレた!?
俺の反応が想像出来ていたのかパラメディックは「やっぱり」と言って溜め息をついた。
「いい?スネーク。子は親の背を見て育つの。なのに食べることにしか頭にない親だったらどうなると思う?尊敬するどころかそれの世話をする羽目になるのだから嫌うに決まってるわ!」
「そこまで言わなくたっていいじゃないか!」
「自覚することも大切なのよ?実際知り合いの私ですら疲れるもの」
確かに家事も全くしていないが酷い言われようだ。
だが――、
「それを言うなら君も――」
「何?」
――やかましい、とまで言葉は続かなかった。
俺でもさすがにここで命を落としたくない。
「…いや、じゃあ何をすればいいんだ?」
「そうねぇ、キャンプとかかしら?」
「だったら潜入任務はどうだ?」
誤魔化すために出した疑問に答えたのはパラメディックとなぜかスコーンと紅茶を持ったゼロ少佐だった。
持ってる物からするとアフタヌーンティーだったか?
それをしようと俺達の横を通ったときに会話を聞いたのだろう。
「息子達も連れて行けばいい。君の息子達だったら何の問題もないだろう」
「だが今は任務を与えられてない」
「心配ない。私が与えてやろう。それに正式に言えばこれは任務じゃない、キャンプだ」
そしてキャンプをする事になったのも俺達とゼロ少佐のこの会話からだった。
…to be continued.
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