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小説
蛇家のキャンプ4(MGS)

ヒロシ登場!


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《人物設定》の更新

【ネイキッド・スネーク(ビックボス)】
蛇3兄弟の父親。食べるの大好き!なんでも食べる天然おバカさん。腹黒い面もあり。
【パラメディック】
ネイキッドさんの任務の時衛生管理を担当する医者。やかましいと言われがち。
【ゼロ少佐】
とても偉い人。イギリス出身。イギリスをこよなく愛している。アフタヌーンティーはもちろんかの有名なイギリスのスパイ映画も大好き。イギリスの事を話し出すと止まらない。
【シギント】
武器最新テクノロジーの特別にすごい専門家(自称)。MGSファンにヒロシ、ヒロシと言われて本名呼んでもらえない。
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トゥルルルルルルルル…トゥルルルルルルルル…


俺がリキッドの部屋に着いた途端急にまた無線が入った。
また少佐かと思ったりもしたがどうやら違う周波数のようだ。
俺は少し警戒をしながら無線機を取った。


ガチャ

「…誰だ?」

<よぅ!スネーク、久しぶりだなぁ!>

「シギントか!」

<他に誰がいんだよ?>


無線機から聞こえたのはかつてスネーク・イーター作戦で武器についてサポートしてくれた懐かしい声だった。
少佐とパラメディックは最近でもやり取りしていたが、シギントは他の仕事で忙しいとかでしばらく話していなかったからだろう。
友人とまたこうして話ができて嬉しい…のだが先程のこともあり素直に喜べない。


<どうしたんだぁ?スネーク、元気がないが…>

「…あぁ。」

<何があったって言うんだよ?>


俺としては忘れたいことなんだがシギントはなおしつこく聞いてくる。
しょうがない。
説明するのはめんどくさいが、シギントは聞くのを諦めてくれないようだしな。


「シギント、今日少佐のスコーンが何者かに食べられたらしいんだが―――」

<あぁ、それなら知ってるぜ。その時俺も少佐たちといたからな。…あぁ、もしかしてスネーク、少佐に疑われたのか?>

「あぁ」


どうやら説明するまでもなく気付いてもらえたようだ。


<なぁに気にするなよ。スネーク、俺はあんたのこと信じてるぜ>

「…シギント」


その言葉に目頭が熱くなるのを感じた瞬間、急に無線の向こうが騒がしくなった。


<見つけたぞシギント!>

<げっ!少佐ぁ…>

<まさか君が犯人だったとはな>

<シギント、まさかあなたが少佐のスコーンを食べたの!?>


??
少佐?それにパラメディックまで。


<いや、誤解だ!食べたんじゃなくて落としたんだって!>

<どちらにしろ同じ事だ!シギント一緒に来てもらうぞ!>

<ちょっ―――!>


ブチッ……………


「……」


切れた無線の向こう側は何も聞こえないが、おそらくシギントがゼロ少佐の怒りの説教を受けているに違いない。
なるほど、確かに俺が食べてないと信じられるはずだ。
シギント自身が食べていたんだからな(本人曰く落としたらしいが)

一つの疑いがはれた俺は気を取り直してリキッドの部屋の扉に手をかけた。



  …to be continued.

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